定年再出発 |
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オ・チェリン(パク・ソルミ)②
チェリンの生き方に共感する尾形教授の話を以前に記した。そこでの尾形教授の読み取りの深さに好感をもったが、実際にチェリンの思いを綴った本が今年になって発売された。2008年5月に出版された『新・冬のソナタ~サンヒョクとチェリンの純愛日記 上下』(講談社)だ。これは、本編のシナリオを書いたキム・ウニとユン・ウンギョンによって書かれてあるから、”正統”な外伝(スピンオフ)ということになる。 サンヒョクのことは別の機会に記すことにして、チェリンに言及しておこう。彼女はパリに3年間留学していたときに、ミニョンと出会った。留学できるほどの裕福な家庭の出身である。やはり、チェリンもユジン同様に高校時代にチュンサンと出会って恋をしていたが、実らずかつ不幸な喪失を体験していた。だから、よく似たミニョンをパリで見つけたとき、彼女はその「10年前のリベンジ」を計ろうとした。それが、母校で開かれたユジンとサンヒョクのお祝いの会に、ミニョンを連れて行くことにした大きな理由だ。だが、チェリンは自分の無意識にとった行動が何を意味しているか分かっていない。 ただ、自分とミニョンの間にちょっとしたイベントを作りたいという思いで、クラスメートを紹介するとチェリンは口を滑らしただけだ。なぜ、そんなことを言ったのだろうとチェリンはやや悔いている。もし、そこへミニョンを連れて行って、ユジンがミニョンを見たらどう反応することになるだろうか、自分で仕掛けておきながら得体の知れない不安にかすかにおののいている。 そして、実際に放送部の仲間にミニョンを会わせたことで、チェリンには不安の黒雲が広がっていく。仲間と別れて、帰りの車中でミニョンから疑問が発せられたのだ。「ぼくの顔を見ただけで、まじまじと見つめていた、なぜなのか。特にあの婚約したという女友達のことだけど。いったいどうしてそうなんだい?」 チェリンは、このときからミニョンの逃走、ユジンとの合流していくことへの予感をもつ。 だから、ユジンを貶めようと次々に策動していくが、それがかえってミニョンとの間を近づけることになり、かつチェリンからのミニョンの離反になっていくのだ。 そしてチェリンが一番怖れていたチュンサンの真実をチンスクがミニョンに話してしまう。このチンスクの告げ口もチェリンの身から出た錆なのだが、彼女としては納得できない。それにしても真相をミニョンに知られたため、ユジンとの接近をチェリンは密かに怖れる。だが、何としたことかミニョンをかばってユジンが負傷するという事故が起きる。この日は奇しくもチュンサンの命日である12月31日だと、シナリオ作家は書いている。つまり、ユジンとチュンサンは運命的な関係であると示唆している。 この日を境に、ミニョンはチェリンからどんどん離れていくことになる。チェリンにとってはこんなに割りの合わないことはないだろう。ふらふらしながら漕いでいる自転車が、ぶつかってはいけないという電信柱に吸い寄せられそうに向かっていく、あの姿にそっくりだから。 一方、ユジンが自分に亡くなったチュンサンを重ねて見ていたということを知ったミニョンは、それまでの違和感がすべて反対項へと転換する。不実に見えたユジンの態度はすべて誠実であると分かったうえは、恋心が深まっていくことになったのだ。 これで、ミニョンが疑惑をぬぐってからユジンへ惹かれていくことの「早さ」が分かった、というか納得できた。 第8話「疑惑」から9話「揺れる心」の1話を経るだけで、ミニョンはユジンに対して心が反対ベクトルに傾くのだ。原ドラマだけではあまりに早いとしか思えなかったが、チェリンと交わした会話を通して、ミニョンの心境が明らかになった。 ひとまず、チェリンの前半における葛藤をのぞいておいて、中盤、後半は記事を改める。 来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
by yamato-y
| 2008-08-02 17:34
| 冬のソナタを考える
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