こんな日もあるさ
大阪から新幹線で東京へ。2時間半。ふだんなら居眠りかパソコンで時間をつぶすが、本日はそんなこともなく、妄想を追い続けていつのまにか品川へ到着。
途中、近江平野を横切りながらくだらない戯れ歌を思い浮かべる。
春はゆくゆく 近江は濡れる 越すに越されぬ 六十の坂
芭蕉の「行く春を近江の人と惜しみける」が頭にあったのだが、ふと敗残の田原坂を思ってもみたり。
大阪での前取材の段取りは悪くはなかったが、私的な事情はいまひとつ捗々しくない。
ともすれば、泣き言になりかねないことを、ぐっと堪えて前に出なくては。
ややこしいのだが、純粋に「私」のことでもない。堪えてほしい人は他にいる。
その人を励ましたいが、それは時には誇りを消すことにもなりかねないから、迂闊なことは言えない。
せいぜい言えるのは、今いるところは影の国ではないよ。だから、孤立無援と思わないで。
苦しかったら、手を伸ばせばいい。
そうさ。こんな日もあるさ。
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