菜の花の河原
大学正門のある東一条から鴨川まで出て、三条まで河原の遊歩道を歩いた。30分ほどかかったか。汗ばんでちょうどいい距離だ。河原には菜の花が一面だった。
いちめん なのはな なのはな なのはな なのはな
雨上がりの夕暮れだったせいか、菜の花の黄色がまるで電気をともしたようだ。
しかも、これが群生すると黄色の塊になる。そこだけぼーっと明るい。
菜の花や鴨の川原の目路果ても
鴨川は増水していた。流れが激しい。堰のところで音をたてて流れ落ちる。濁流だ。
白鷺がいた。川中をゆっくりと歩く。優雅なものだ。
一条から三条まで下るのは楽だ。坂を下っているから。主任教授が言っていたが、出町柳あたりから七条までの高低差は五重塔ほどあるそうだ。反対方向に歩くとなると、坂を上がることになり大変だろうなあ。
三条大橋のたもとで土手から道にあがる。その理由は、この橋詰にある「ミンミン」に行くためだ。そこでギョーザ2人前と瓶ビールをオーダーする。本日はそれにバイ貝とチンゲン菜炒め(750円)を付け加える。出来上がってきたばかりの熱々を食す。片栗粉が溶けてうまい。
この店の1階はテーブル3席、カウンター5席。私は運がいいことに真ん中のテーブルに独り占め。ここでパソコンを打ちながら、ビールとギョーザ。極楽、極楽。
明日は、授業はないが研究発表の日だ。私が報告者だ。
「戦争の記憶」という研究グループで、私が発表するのは「原爆報道」。
緊張するなあ。
ホテルに戻る。実は昨夜暑くて眠れなかった。305号の部屋に入ったときから扇風機があるので変だなあと思っていた。就寝の時間になっても暑いので暖房が故障でもしているのかと、エアコンを探すが見当たらない。眠いので床にはいった。
明け方、汗でびっしょりとなり扇風機をつけることにした。あれえ、ホテルはこの部屋が暑いということを知っていて、こんなつもりで置いてあったのか。3泊もするのにちょっとあんまりじゃないか、と思って今朝フロントに文句を言った。
すると、夕方戻ると部屋は変更になっていた。ああよかった。さっそく部屋に入りテレビをつけると、京都地方の週末の天気予報を報じていた。明日明後日と雨になりそう、お天気キャスターは春しぐれと言っていた。さすが京都、春しぐれとは。そこで一句
三条の大橋霞む春しぐれ
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