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余計なお世話だが

余計なお世話だが

渋谷駅前交差点で信号待ちをしていた。前に若い母親が赤ちゃんをおんぶしていた。
珍しい。最近は肩ひもで吊って赤ちゃんを抱くのがほとんどになっているなかで、久しぶりに懐かしい光景として目に映った。

赤ちゃんは1歳未満の女の子のようだ。おとなしく母親の背後にぶら下がっている。しっかり結んだ小さな手が可愛い。
ときどき、顔をのけぞらせる。伸びをするわけでもない。左右に首を振る。
どうやら、一本にまとめた母親の髪の尻尾が赤ちゃんの目に触って鬱陶しいようだ。体をもぞもぞ動かしている。

童謡の「叱られて」の挿し絵を思い出した。夕暮れの丘で、おんぶする子守りの姿が描かれてあった。夕焼けの空の下、カラスが数羽寝ぐらへ帰ってゆく。子守りは叱られてしょげているのだろう。俯いている。その子守りの頭は手ぬぐいでしっかり巻かれていた。
この絵本を読んだとき、なぜ、こんな少女が手ぬぐいなどを頭に巻いているのだろうとフシギに思ったが、背負われている赤ん坊の目に子守りの髪の毛が触れないようにするためだということに、今気づいたのだ。

信号が青になって、若い母親はスタスタと歩きはじめた。
余計なお世話かと一瞬迷った。が、追いついて、声をかけた。
「あの、すみませんが、ちょっといいですか」
母親は不審そうに私を見て、すぐ無視をして歩き出そうとする。明かに、私が勧誘でもする胡乱な者と思っているのだ。冷や汗が出た。だが、声をかけた以上このままではすまない。
「あの、髪の毛が後ろの赤ちゃんに触って、ちょっと気になるもので」とわけを話すと、母親の表情がやわらいだ。すぐに一本にまとめてある髪の束を引っ張って、右側に寄せようとした。

声をかけるときだけでもドキドキした私は、もはやそれ以上は見ないで足早に離れた。後ろを見ないで歩いた。だから、その母子がその後どうしたかは分からない。でも、ドキドキはしばらく続いた。数十メートル行って大きく息を吐いた。

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by yamato-y | 2008-03-14 08:48 | 登羊亭日乗 | Comments(1)
Commented by 黄八丈 at 2008-03-14 17:04 x
なんと素敵な光景でしょう! 母親の立場の私でもきっと勇気は出せなかったと思われます。心温まるというのはこういう感覚と実感いたしました、嬉しゅうございます。
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