星形の木漏れ日
谷川俊太郎の「生きる」という詩で、忘れられないフレーズがある。
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと
2,3日前、首都圏ニュースの特集でフシギな現象を知った。
木もれ陽というのは光源の形になっているということだ。
葉っぱが重なりあうと、太陽光線をレンズのように集める。だから地面に光がちらちらする。そのちらちらが丸い形(○)をしているのは元の光である太陽が丸いからだそうだ。
そこで、ニュースの特集では、違う形をした光源で木に光を投下したらどうなるかというパフォーマンスをするアーティストを紹介していた。彼は星形の強いライトを木々の上から夜あてるのだ。そうすると、葉っぱを通して出来た木もれ陽はすべて星の形(☆)をしてちらつくことになった。この現象に私は大袈裟でなく打ちのめされた。その様子をリポートしたディレクターに私は感謝したかった。
木陰で、木もれ陽と出会う。そこで散乱している光はすべて太陽の子どもだということを教えてくれたからだ。
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