やっぱり見てしまった
昨夜、とうとう封印を解いて、「冬のソナタ」のDVDを見てしまった。
3年ぶりになるかな。封印の理由は、これを見始めると最後まで行ってしまうということと、4年前の仕事を懐かしむという後ろ向きの姿勢を忌避するためだ。
全20話で、全部見ると20時間以上になる。途中で止めるというのが至難のドラマ。先日はまった「24」とよく似ていて、各話の後半になると思わぬ展開がおき始めて、次を見ないでおられなくなる構造をもっている。4年前は仕事のためという大義もあって、夜中中見て、寝坊しても自分に言い訳できたが、今はそんなわけにはいかない。
「冬のソナタ」が総合テレビに登場するということにあたり、4年前、私はそのキャンペーンの特番をその年4本制作した。ちょうど、第1次の定年の一年前にあたったが、現役引退という感慨を味わう間もないまま、この仕事に夢中になった。充実していたと思う。その気分に返り懐かしむという、後ろ向きの姿勢になることを恐れたのだ。
とはいえ、その後も、「春のワルツ」の特番制作に手を出したり、ミュージカル「冬のソナタ」にもコミットしているのだから、2番目の理由は理由になっていないのだが。なにより、ドラマに再び惑溺することを恐れたのだ。
昨夜見ることを決意したのは11時過ぎ。さすがに、2話で止めて2時に就寝。でも、ここまでがドラマの「仕込み」部分であって、展開は3話からだということは知っている。迷う。今夜、この続きを見るかどうか。見れば、また夜更かしが続くことは目にみえている。
久しぶりに見て気づいたことがある。意外にツナギが荒いのだ。前に見たときは気づかなかったが、これに比べると「春のワルツ」のほうが丁寧につないだのだなと思った。でも、物語の巧みさがやはり違うのだ。謎めいた転校生の出現から、その転校の意図が明らかにされていくアルバム写真の謎の設定、カップルを取り巻く人物群の描写、など、本当によく出来ている。
2話の終わりは、春川の雪の商店街でユジンが待ちぼうけをくっている場面、そしてチュンサンの交通事故。3話の予告が続く。そこには成人となったユジンの前に、チュンサンの面影をもつミニョンが現れる。折りしも、その年の初雪が降った日・・・。ストーリーはもう知っているのに、続きを見たいという誘惑にかられる。
それにしても、久しぶりに、テーマ曲や「初めて」などを耳にすると、心地よい。一昨日のように寒い日が来ると、「冬のソナタ」の気分がすーっと入ってくるのがフシギ。
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