雪の記念日
大雪が降ったが、今朝はからりと晴れ上がっている。
一昨日、昨日そして本日と、なんとなく慌ただしい。パソコンに向かうことが多いのだが、目的がブログとは別で、記事を作成できなかった。
昨日のことについて記録をしておこう。
行きつけの店だった居酒屋たつみの記念日を有志で祝した。
今年に入って以来、廃業したたつみの一家を調べているうちにさまざまなことが判明している。まず、店主の清さんが4年前に亡くなったこと。
女将で妻のケイコさんは千葉に在住していることなどである。そして、たつみのあったビルはまもなく解体されるために、ビルが鉄材で囲われている。
昨日2月9日は、清さんの誕生日であった。生きていれば77歳になる。そのこととたつみを偲ぶことを兼ねて、3人が集まった。
店の古くからの常連で、現在横浜で悠々自適を送るIさんと同僚のSさん、そして私の3人が店の現状を見学した後、宇田川町3角交番まえの台湾料理屋で卓を囲んだのだ。
腸詰めを肴に紹興酒を飲みつつ、昔話で快談となった。
そもそも店主の消息を知ることになったのは、Iさんが行方を探していたことからだ。それに続けて私が調べて消息が判明した。その経緯、往年の店のエピソードと話は盛り上がり、ついにはベトナム戦争従軍取材のことに及んだ。
Iさんはあの戦争の従軍カメラマンとして活躍した。日本人でピューリッツア賞を受賞した沢田教一ら3人ともみな面識がある。実際、とんでもない状況で取材した体験をもっている。その体験談はすさまじいものであった。いずれ、記録することになると思われるが、詳細はここでは書かない。ただ、報道、記録ということの意味をあらためて考えたいと思わせるIさんの話だった。
話に夢中になっていると、外にはおおきな牡丹雪がぽたぽた落ちていた。3時から始めて、気がつくと7時を回っていた。渋谷駅に向かう途中、たつみを遥拝してお開きとなる。
本日、2月10日。私にとって大きなイベントがある。
午後4時から、総合テレビで「闘う三味線 人間国宝に挑む〜文楽・一期一会の舞台〜」が再放送される。昨年の受賞を記念しての再放送だ。
そして、国立劇場では文楽の定期公演が行われて、鶴澤清治さんが「義経千本桜」で演奏する。それを鑑賞する予定である。
その後、渋谷のとある場所で、受賞および鶴澤さんの人間国宝に選出されたことのお祝いの会が開かれることになっている。その会の幹事となっているので、今日の天候を心配していたのだが、上々の天気となりほっとしている。
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