雪が降ってきた
週明けは目まぐるしい。金、土日に到来した情報や便りの処理に追われる。
本日は加えて、午後1時から市谷の科学技術振興機構での打ち合わせが予定されたので午前中は慌しかった。
11時50分過ぎ、外出しようとした矢先電話が入った。先日私が調べに行った千葉の大学病院からだ。私が質問箱に投函しておいた人探しに関して、親切にも事務局長が答えてくれたのだ。結果は残念なことに当人は死去していた。が、その事実をわざわざ伝えてくれた。私は何度も電話に向かって頭を下げた。
しかし、探していた人物は平成16年秋に昇天していた。それが悲しい。ちょうど、私が「冬のソナタ」で駆け回っていた時期だ。そのときに、ハヤカワ清さんは旅立った。
いささか落胆して市谷へ向かう。
振興機構のK理事長と面談。科学者出身とは思えないほどさばけてクレバーな人物だ。彼が語る日本の将来は、実にすっきりとした清清しいものであった。
午後5時過ぎ、帰社。戻ると、私の机に書物の宅配便が届いていた。差出人は森まゆみさんだ。先日の私の便りに対して、森さんの著作物4冊を送ってくださったのだ。そのなかの『即興詩人とイタリア』というのを持って帰る。湘南ライナーの車中ずっと読み続けた。
ああ、イタリアに行きたい。
平塚まで帰ってくるとホームが濡れていた。冷たい雨が降り出したようだ。
大磯の駅からタクシーでもみじ山に上がる。家の前で降りると、雨は白いものに変わっていた。
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