ユンズカラー
映像は光を使って絵を描くことだと、ユン・ソクホ監督は考えている。
元々画家を志したこともあってユンさんは絵を描くことも見ることも好きだった。美しいものに対しては敏感だ。あまり知られていないが、ユン作品で使用される絵画はすべて監督の好みで指示されている。「秋の童話」では主人公が画家という役柄もあってずいぶん絵が登場した。半抽象の色彩鮮やかな作品をよく使っている。しかもそれは場面との色合いの調和をしっかり計算しているのだ。色にこだわることは社名にも表れている。昨年、個人プロダクションとしてユンさんは会社を設立した。その名はユンズカラー。
韓国四季四部作。「冬のソナタ」は白、「秋の童話」では黄金に輝く褐色「夏の香り」は緑を基調に画面を作ってきた。さて次回作「春」は何色をもってくるのか。日本の春であれば桜に代表されるピンクだが、はたして韓国ではいかが。
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