24と乱歩
2つの作品を掛け持ちして読書、観覧している。江戸川乱歩の『孤島の鬼』とキーファー・サザーランドの「24・トェンティフォー」だ。読み始めたり見始めたりしたら止まらなくなった。
24は、アメリカの連邦機関であるCTUロサンゼルス支局の捜査官ジャック・バウアーがテロリストと戦うサスペンスアクションドラマ。シリーズをシーズンと呼び1シーズン25話ほどある。
今回見たのはシーズン5。元大統領のパーマーがテロリストによって暗殺されることから話は始まる。濡れ衣を着せられたバウアーは逃亡しつつ、その犯人を同僚たちの助力を得て追い詰めてゆくというストーリーだ。ある日の午前7時から翌朝の7時までの24時間に、元大統領暗殺・空港占拠・神経ガス散布テロ・ロシア大統領襲撃・潜水艦強奪が矢継ぎ早に起こる。さまざまな出来事が輻輳ししかも劇的に展開をする。テンポが早く飽きさせない。というか、ぐいぐい引きずりこまれる。
このドラマは9・11の後作られてテロとの闘いがリアルだということもあって、世界中で人気を集めた。私も以前シーズン1を見たことがあるが、あまりにアメリカ中心主義の発想についていけずそれ以上は見なかった。
ところが、最近、知人がシーズン4とシーズン5のDVDをごそっと貸してくれた。10日ほど放置していたが木曜日の深夜なにげなく見始めたら止まらなくなった。おかげでここ2,3日明け方まで見ることになり睡眠不足が続いている。
もう一つの「孤島の鬼」も水曜日あたりから佳境に入った。東京で起きた殺人事件のなぞを解く鍵が和歌山の孤島にあることとなり、舞台がそちらへ移りおどろおどろしいことが続々起こる。乱歩の怪奇の世界が想像をぐいぐい広げる。こちらのほうは、電車で移動する車内とか喫茶店でコーヒーを飲みながらということでページを繰っている。
こんなことにのめり込んでいる自分にいささか飽きれている。何をやってんだろうと自嘲しても、目と耳は続きを要求し、私はそこから今離れられない。
日曜日の昼前、24は見終えた。だが、この結末の24話めでまた次ぎの問題が発生し、こちらの好奇心を引っ張る。よく考えたら、シーズン4も知人がいっしょに貸してくれたので手元にある。それを今から見ようか迷う。おそらく、始めたら今夜も遅くまではまることになろう。
一方。「孤島の鬼」も2段組み200ページの190ページまで来た。まもなく読了する予定だ。
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