
大阪の立ち飲み
大阪に来た。上方の芸能史を調べ、その映像を探すためだ。
午後2時から、大阪局のロビーで大先輩のKさんと会って、話を聞いた。Kさんは関西で長く演芸番組を制作してきた人で、今年71歳となるが背筋がピッと伸びて素敵な人だ。
大阪を代表する番組「上方演芸会」の経緯を中心に話しを聞いた。そして、鬼才、超一流の芸人さんたちを私が挙げて、評価していただいた。
藤山寛美、ダイマルラケット、いとしこいし、やすしきよし、ラッパ久丸、蝶々雄二、枝雀、Wヤング、敏江玲児、そしてエンタツアチャコ。概ね悪い選出ではないと、合格をもらった。やはり関西は漫才が多い。だから個人というより組という選抜となった。
昔からあった予祝芸としての萬歳を漫才として近代化した功績は、エンタツアチャコだ。その彼らの代表作「早慶戦」の録音版が残っていると聞いて小躍りする。
およそ2時間レクチャーしてもらって、資料室の担当者と1時間打ち合わせをした。おなかが空いたので、社食に行ってうろんを食す。窓には大阪城が眼前に広がる。
夕刻、旧友のO君と待ち合わせて飲んだ。彼が東京勤務だった頃仲良くした。今年の異動で大阪にもどって要職にある。彼の案内で梅田界隈を飲み歩く。
3軒目は立ち飲みに行こうと、阪急東のごちゃごちゃした名店街に行く。廊下に小さな立ち飲みスタンドを見つけた。たこ焼きをあてにして飲む場所だ。いかにも大阪らしい。ここは人通りが多いので敬遠して、別のスタンドでジンライムを飲んだ。
10時過ぎにO君とは別れて、大融寺そばのホッケクラブホテルに飛び込みで宿をとる。12月の金曜日で危ぶんだが、運よくとれた。
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