社会保険事務所
60歳の誕生日の一ヶ月前になると緑色の厚い封筒が届く。年金裁定書というものだ。これに必要事項を記入して届けないと将来年金が取得できなくなるという。私は1月が誕生月だから先日届いた。
封を切って書類に目を通すと一度読んだだけではチンぷんカンだ。複雑に記入事例があるがさっぱり分からない。月給から年金分として天引きするときは何の挨拶もなく勝手にもっていって、返却するとなるとそれなりの申請書を出せというやり口は気に入らない。どう考えても役人が自分らの整理をするために都合よく作り上げたシステムであって、利用者のことは後回しになっているとしか思えない。
仕方が無いので社会保険事務所に行って直接聞いてみることにした。渋谷パルコ近くにある事務所だ。朝早く行ったせいか来訪者はまばらだった。受付に行くと愛想がいい。懇切に話を聞いて窓口を指定してくれる。
待機コーナーにものの2分も経たないうちに呼ばれた。担当の女性は「長い間、お待たせしまして申し訳ありません」と深々とアタマを下げる。えらい丁寧だな。
やはり直接聞いてよかった。一人で考えていては分からないことばかりだった。担当は1ページごと説明してくれた。そして、最後に分かったのは添付する戸籍や住民票は、誕生日の一日前の日付からでないと受け付けられないはということだ。まだ、手続きをするのは早いということが分かった。おそらく、去年だったら私もこんなに早く動かないだろうと思うが、なにせ消えた年金で社保庁のでたらめを知った以上は信用できないと思って立ち回ったのだ。
そういう厳しい批判がこの事務所にも相当寄せられているのだろう。事務所では気味悪いほど丁寧に応答してくれた。でも、まだ信用できない。
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