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岡目八目

「点と線」

この連休中に見たテレビ番組は「点と線」だけしかない。読むべきミステリが多かったせいもあるが、どこの局のドラマも見る気がしなかった。「しゃばけ」にしても「海峡」にしても最初の10分でため息をついてしまうようなものだった。

「点と線」は昭和30年代ブームにあやかり、CGで時代再現をという魂胆にはあまりのれないが、原作がしっかりしていること、ぜいたくな配役、テレビドラマの名手石橋冠が手がけている、などがあいまって作品の「質」が高いと冒頭から思わせた。この作品の脚本も竹山洋だ、彼は最近藤沢周平作品でよく目にする名前だ。

過去の物語というだけでなく現代につなぐという意味で主人公の娘と若い刑事の40年後から始まり、終結もそうしているが、これはうまくいっていない。宇津井健、池内淳子などという大物がそれを演じれば、その若い時代の役者がかすんでしまう。「タイタニック」のように老人役は知られていない人選にすべきではなかったか。シナリオもオリジナルの味をせばめていた。

主役二人、ビートたけしと高橋克典。高橋はよかったがたけしは息切れ気味だった。長い台詞が続かない。存在感だけでもたせている。映画のように細かいカットで重ねていくならともかく、テレビの長い芝居であればうまい橋爪功のような役者と比するとその差が歴然とする。たけしは伴淳にはなれない。老刑事を演じた「砂の器」の丹波哲郎と比べればさらにはっきりする。娘役の内山理名はよかった。博多女のさっぱりして情のある娘が清清しかった。

ワキの役者は久しぶりにうまい人がそろっていた。橋爪功にしろ市原悦子にしろ達者だ。樹木希林、平泉成、でんでん、深水三章、斉藤洋介らは安心する配役だ。伊佐山ひろ子はいいなあ。意外に良かったのが坂口良子だ。あのアイドルがこんな芝居ができるようになったのだ。
かたせ梨乃の扱いなどはもったいない気がした。彼女にこんな役をふるほどぜいたくなキャスティングなのだとあらためて思う。

だが悪役がつまらない。江守徹では政治家にならない、魚市場の大将だ。役つくりが平坦だと思わせたのが官僚たちだ。事務次官の竹中直人、局長の本田博太郎、課長補佐の大鶴義丹らだ。利権にたかる人間らの卑しさがステレオタイプ化している。竹中のパターンは勘弁してほしい。ここが現代の防衛省疑獄を彷彿とさせる肝のはずなのに。大鶴はむしろ主役の若い刑事に置くべきではなかったか。

よかったのはCGだ。かなり成功していた。駅頭の場面などは納得できる。だが、最小限にしてほしい。もっと人間ドラマに踏みこんでほしいものだ。犯人の夫婦の情愛などは通り一遍の気がした。柳葉敏郎は悪さが出ない。かつて演じた山形勲は傲岸不遜を絵に描いたような本当に嫌な奴だった。

久しぶりに語りを入れたドラマを見たが、相変わらず石坂浩二はうまい。しっかり物語にからみつく。この名手をシナリオは生かしきれてなかった。特に前編は最初に用いられただけで後半ほとんどない。だったら、ナレーションを削って字幕で処理すればいいのにと思ったが、後編でやや持ち直していたので、これをやりたかったのかと思った。

二夜連続で見るほどトータルではこの作品を気にいっているが、不満がいくつも出るのは、おそらくあの名作映画が頭にあるからだろう。30年以上前に制作された東映映画「点と線」だ。これはすばらしかった。主役の南広の青臭さ、山形勲のふてぶてしさ、高峰三枝子の妖しげなはかなさ、が頭にこびりついているのだろう。

リメイクというのは大変だ。過去の幻影とも闘わなければいけないのだから。この秋、黒澤明のリメイクものが次々に出てくるが、私は期待しない。そういう作品に比べれば、「点と線」はかなりハイレベルであることは認めるのだが、どこか歯がゆい。坂田晃一の音楽はあの時代を思わせてさすがだと思った。

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by yamato-y | 2007-11-26 12:50 | ブロギニストのDJ | Comments(0)
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