ミーハ―
宵の口に東銀座から地下鉄に乗り、霞ヶ関で丸の内線に乗り換えて新宿をめざした。
四谷あたりのことだ。乗りこんできた母子連れを何気なく見た。少年は私の立っている上にあるポスターを熱心にながめていた。つい私はその子の顔を見た。
なんと、鈴木一平くんではないか。3丁目の夕日、鈴木オートの1人息子だ。堤真一の頑固親父と薬師丸ひろ子のやさしい母ノ間に生まれた、あの一平だ。
彼は屈託なく電車の真中に立っていた。わたしゃ思わず、あの3丁目の夕日の少年でしょと言いたくなったが、当人はそんなスタア気取りもなく普通の小学生だった、その横に立っていたやや年輩のお母さんと思しき人とそっくりだったのは笑ってしまう。
ふだん、放送局のドラマのスタジオでスタアたちを見なれていても、街中で突然会ったりすると結構ミーハ―になってしまうものだ。思わず、「君の演技はよかったよ」と声をかけたくなった。
新宿に行き、タケ先生の施療を受けた。今夜は今までにないワザを施された。頭頂部にお灸をすえられたのだ。熱い痛いのってありゃしない。ほんとに熱い。アッチチチと思わず叫びそうになったが、ものの3分ほどだ。我慢した。そうすると、どうだ。信じられないほど気持ちがいいのだ。
タケ先生いわく、このお灸の後は髪の毛が余計ふえますよと。私は、ではもっと頭全体にお灸をおねがいしますというと、「そんなことを必要としないですよ」
もし、この4年間鍼をうってこなかったら、還暦のあなたの髪はまったくないはずです。
言われてなるほど。私の同期に比べてずんと髪もあるし、肌もつやがある、なんちゃって。
その後がめちゃめちゃ気持ちがいい。すきーっとした。
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