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クロイスター

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クロイスター
クロイスター_c0048132_11403036.jpg


あれはいつごろだったろうか。ニューヨークで大事な打ち合わせがあったとき、ちょうど週末にかかったので休日をやり過ごすことになった。冬の初め、ちょうど今頃だったろう。ニューヨークは冷え込んでいて私はピーコートを着ていた。ロックフェラーセンターのアイススケートリンクもオープンしていたから12月だっただろうか。

コーディネーター兼通訳の女性に、日程がオフになったのなら出来ればクロイスターに行ってみたいのだがと頼んだ。ニューヨークに10年住んでいる人だったが、郊外にあるメトロポリタン美術館の分館のクロイスターのことは知らなかった。私も場所は分からず調べてもらった。

そこはニューヨークマンハッタンの北端、インウッド。トライオンパークまで行かなければならない、そこまで行くのはバスか地下鉄だが途中かなり治安の悪い区域を通らなくてはいけませんよと、通訳は地図を見て躊躇しながら答えてくれた。クロイスターとは回廊とか修道院という意味がある。

『謎の十字架』というメトロポリタンの学芸員が書いためっぽう面白い小説を読んで、私はどうしてもそこへ行きたかったので、半ば強引に計画を実行した。

バスで1時間半ほど離れた、ハドソン川を望む高台に広大な中世の修道院があった。ヨーロッパからわざわざ移築してきたものだ。この美術館の基金はすべてロックフェラー家から拠出されたものだと案内書には書いてある。院内はまるで中世のヨーロッパだった。寒い日だったからか、見学者はほとんどなく、寂れた庭園がますます赴きを深くしていた。

ここには有名なタピストリ(つづれ織り)が幾枚もあり、なかでもユニコーンのそれは美しさと豪奢さがすばらしく、しばらく時間を忘れて見入った。

修道院の屋上に上がると、ハドソン川を隔ててニュージャージー州の河岸段丘が一望できる。そこに大きな邸宅がある。ロックフェラー家だという。魂消た。アメリカの大金持ちというのは想像を絶する。このクロイスターを寄付したといっても、自分の家から見下ろすところに置いたという感じだったのだ。実際には、このクロイスターを栄えさせるために対岸の場所まで買い取ってロケーションをよくしたという。

後年、映画「薔薇の名前」を見たとき、舞台となった修道院に懐かしさを感じたのはクロイスターを思ったからだろう。今朝、部屋にある本棚の脇にクロイスターの冊子を見つけて、あの寒々とした庭園を思い出した。

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by yamato-y | 2007-11-04 11:40 | 30年の自画像 | Comments(0)
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