都市伝説か妄想か
ロケの折、時間待ちと移動のこなし方がけっこう大切になることがある。取材への意欲をそがないようにしておく必要があるのだ。
居眠りでもして時間をつぶすのもいいが、中途半端な時間では他愛もない話で互いの意志疎通を図ることが、私の場合多い。
今回のロケの相棒は、ここ数年一緒に仕事をしてきたKOカメラマンだから、気がおかなくてすむから楽だ。というより話好きの彼は自分の方から話題を持ち出してくれる。
昨日も星新一未亡人の取材に出かけたとき、時間待ちの間に「未解決事件の謎」についてレクチャーを彼はとうとう話始めた。謀略が絡んだ事件の真相を彼はいちいち解き明かすのだ。曰く、9・11はアメリカ権力中枢の陰謀である。日航機墜落の原因は防衛が絡む。伊丹監督の死は不審な点が多い。などなど、だ。
私が「またあ、そんないい加減なことを言って」と半畳を入れると、彼はムキになってさらに抗弁する。「そんなに疑うのなら、監督の名前と死というキイワードでネットを検索してくださいよ、いっぱい書かれてありますから」
ということで、今夜、久しぶりに時間が出来たので実行したら驚いた。本当に情報がゴマンとあったのだ。書かれてあることは単なる与太話ではなく真面目なものもいくつか見える。これが噂に聞く「都市伝説」かなと思いつつ、恐々読むと、けっこうよく出来たストーリーとなっているのだった。
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