疑、謀略
ロケが続いてやや疲労ぎみ。かんしゃくを起こしやすくなっている。
見るもの聞くものが腹立たしい。
帰りの電車の中で、週刊誌の広告を読んだ。民主党のスキャンダルが躍っている。
サクラパパの醜態、虎退治姫の裏顔、とこの間までは自民の醜聞が一転して民主ばかり出ている。これってどういうことなのだろう。ワイドショーでは、政権奪取もあろうかという党だからもっとしっかりやってもらわなくてはと叱るが、はたしてそれだけなのだろうか。民主を責めればいいというものだろうか。
内閣調査室というのは、閣僚の身体検査をするところと先日知って、ああそういう機能もあったのだと思った。それまで、なにか厳しいこの組織は治安、公安の維持装置なのかなと思っていたから。
民主党のワキがあまいといえばそれまでだが、自民が惨敗に終わった以上はこれから民主をほじくるだろうと思っていたら本当にそうなっていくので呆れている。分かりやすい謀略論だ。こんなに民主ばかり続くのはヘンじゃない。
週刊誌の記者たちは自分の手でネタを掴んだのだろうか。どこかから流れてきたのじゃないのだろうか。松本清張ならここで保守党の謀略を物語の通奏低音にするだろう。
外務省の佐藤優氏が逮捕された経緯を書いた本を読むと、この日本にも尋常ではない謀略の網があちこちにあるらしい。
その佐藤氏は外交の案件で国民にすべてを知らせることは必ずしもないという持論だ。その限定をつけたうえでも、沖縄返還にともなう密約があったことは、米国の情報からは明らかにもかかわらず、先日の外交文書公開でもかなり不十分なものでしかないという。さまざまな面で謀略があるとするなら、政府はせめて一定の年限を経たものは公開して、国民に「後からでも知る権利」をきちんと守るべきではないか。
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