神田駅北口雑感
11時の待ち合わせまで15分ある。駅の近所にドトールがないから、コンコースの階段そばに座ってこの記事を作成している。
地下鉄の銀座線入り口にいるので、次々にサラリーマン族が上がってくる。この暑いのにワイシャツ、ネクタイ姿、片手に上着をもっている。ここらは渋谷と違ってカジュアルな服装、クールビズとは無縁のようだ。夏休みのせいか子連れの家族もちらほら。
ラッシュアワーでないから歩行はせかせかではなく、とろとろだ。
駅に隣接してコンビニの「Newdays」とうどん屋「麺・どんぶり」がある。昼飯まで少し時間があるせいか、人の出入りは少ない。
臭いはまったくない。これほど湿気が多いのに清潔を保っているのは、日本人の気質のせいだろうか。
そこへ、プロデューサーのO君がやって来る。これから早川書房へリサーチを兼ねた打ち合わせに行くのだ。
神田多町、たちょうと呼ぶ。駅から5分もかからない目抜き通りに早川第3ビルがあった。ナンバーからすると、他に第1,2と自社ビルをこの界隈にもっているのだろう。羽振りがいい。
ビル6階に上がり、「SFマガジン」の現編集長と名刺を交換する。大部屋の一角に「SFマガジン」編集部があり、パーティションで仕切った2畳ほどの空間が打ち合わせスペースになっている。いかにも雑誌の編集部といった趣がいい。そこでマガジン創刊の頃の資料を尋ねたがこれまで引越しを2回しているので散逸しているという返事だった。
この後、来週に撮影する応接室をロケハンさせてもらう。広い会議室、外光があふれていてまず問題ない。その部屋の隣に資料室があって、初期からのSFマガジンや単行本がずらりと集められていた。よく知られたクラークやハインラインの初版本が無造作に置いてある。ファン垂涎のブツだ。
12時過ぎ辞去。せっかくの神田界隈だ。サラリーマン用のお得な昼定食を探す。うな重700円を見つけた。肝吸いもついている。店内はサラリーマンでいっぱい。満腹。
神田神保町まで歩く。およそ20分、汗みずく。持ってきたタオル2枚はたちまちぐしょ濡れ。
古書店を5,6軒冷やかす。SF本2冊、中村草田男の講演集、横瀬夜雨などを購入。
半蔵門線で渋谷に戻る。
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