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勉強って何の役にたつのか

勉強って何の役にたつのか

算数、数学の類は大嫌いだ。夏休みの宿題で算数のドリルが一番不愉快だった。
数学の問題を解きながら、こんなことは世の中に出てどんな役にたつのかなと、ふて腐れて思ったものだ。三角関数ぐらいなら許せるが、虚数というのは実際に使うようなことはないのだろうと推測したが、あれから半世紀生きてきたが案の定使わなかった。算数は役に立たないと思ったが国語はなんとなく役にたちそうな気がしていた。文学というものを理解するのに有用じゃないかと直感したのだ。

私の今教えている大学についての記事を検索していたら、文学部って何の役に立つんですか、というスレというものが立っていて、同学部の学生や院生と思しき人たちがあれこれ議論していた。それによると、中学の頃私が考えた数学は役に立たないけど国語は役立つという議論とは正反対の論調があった。どうやらこの問題を提起した学生(と思われる)は、理学部や工学部の教えていることは社会に役に立ちそうだが、文学部にはそういうものがないのではと考えたことから始まったようだ。この問いを受けての学生らの意見が面白い。
その例を紹介する――
ア、個々のケースを見れば、役に立つものもあれば、役に立たないものもある。
イ、大学の学問はほとんど実業に役立つものではない。
ウ、海外からの文学(小説等)の紹介者は大概大学教授である。
エ、文学部はその国の文化レベルの高さを他の国に示すためにある。いわば、外交上の理由(歴史、哲学などがまとまっていない国は文化レベルが低いと見られる)。
オ、文学部はなんだかすごい難解なことに悩む人をまとめて収容する救済機関。
カ、面白いから存在する。
キ、自殺に役立つ。
ク、文学研究が思想史をひっくり返すことはままある。
ケ、やりたいことをやる、そのために大学に来たんやろ?
コ、税金の使い道考えてきたわけやないやろ。
サ、文学部がなかったら、中央食堂が男臭くなる。
シ、どうして役に立つ必要があるのか。役に立つ必要はない。

オ、の意見がおかしい。人生不可解なりと悩みぬく人種が集まっているという意味か。こういう人らはキ、のように自殺に向かうというわけか。この大学はかつての国立大学だから税金が投入されているから、それに見合う成果を大学はもたなければならないと生真面目に考えている意見もある。

一方、文学部で教える側は役に立つ立たないにかかわらず、実に快適な空間と謳歌している御仁もいる。これは他大学で哲学というあまり役に立たなさそうな学問を教えている中島義道電通大教授がその人だ。

《学生のころから、私は大学教師になりたかった。それは自分の好きなことをまっとうでき、かつ世間的に尊敬される職業だからである。とりわけ、私の専門の「哲学」においては、哲学をするだけで給料を払ってくれる職業はほとんど大学教師しかない。》
給料は安いがいいことだらけだと先生は語る。
《自分で自由に使える時間が充分あるから。週に4~5コマ(1コマ90分)の授業をこなし、月に2~3度の会議をこなせば、あとの時間はほぼ完全に自由に使える。そのうえ、夏休みと春休みはそれぞれ2ヶ月ある。こんなに暇な職業はないんじゃないかなあ。》

大学が違うが、それでも教えるほうは概ねこういう気持ちではないかな。つまり、学生諸君が悩むほど、先生がたは文学部という存在を疑っておらず、あっけらかんと突き抜けているのではと”安心”もする。 

ただし哲学の語源「知を愛する」ということに触れて中島教授はこんなことも書いている。
《(知を愛する)という態度は、真理を他のなにかのため(例えば社会的な力を得るため、金持ちになるため、幸せになるため)に求めるのでなく、真理であるゆえに求めるという態度である。》

文学部って何の役にたつのですかという問いに対する私の答えも、この中島先生の意見にかなり近いかなと思う。

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by yamato-y | 2007-07-28 10:11 | 登羊亭日乗 | Comments(2)
Commented by r.s at 2007-07-28 14:39 x
算数が苦手ではなく不愉快と言い放たれるところが笑えます。      読ませていただくと面白く楽しそうなのでいつかyamatoさんの     不愉快ものをリストアップされ、ご紹介くださいませんか?               
Commented at 2007-07-28 20:12 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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