卒中記念日
「この日倒れたね」と君が言ったから6月20日は卒中記念日
思い出したくもない、12年前の今日。私は脳内出血を発症した。未明、緊急で平塚市民病院に駆け込むと、不幸中の幸いというか当直医が脳外科の専門医だった。後に私の恩人となる宮崎先生だ。先生が救急措置を施してくれた。もし専門でなければ私は落命していたかもしれない。先生に感謝はするが、しかし愛想のないブッキラボウな人だった。「行列が出来る法律相談所」のあのブアイソ弁護士と同じくらいにべもない医者だった。
「すぐ入院です」
「え、明日大事な会議があるのですが」
「行けば、すぐ死にますよ」
「死?」(オレってそんなに重篤なのか・・・)
「命の保障はできません。ここにいても朝まで生きているかどうかは五分五分です」
そんな言い方しなくてもいいだろう。動揺しているのだから、もっと優しく言ってくれたっていいじゃないか。心の中で私はおめいた。
最初は頭痛と吐き気が襲ってはいたが意識はあった。だが時間が経つにつれ混濁していった。ああ、あれから3ヶ月は悪夢だった。
来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング