東山三十六峰静かに眠る丑三つ時
むくりと起きた。喉が渇いた。ミネラルウォーターで喉を潤す。ついでにシャワーでも浴びよう。
すっきりした。目が冴えた。花の金曜日の続きの丑三つ時、予想以上に騒音がない。ここは木屋町のホテル秀仙閣、とにかく安いビジネスホテルだ。内部が少し古いから値段が安いのか、連泊してもたいした金額にならない。北大のT先生の定宿ということで、今回初めて利用したが悪くない。なんと朝食300円。
昨夜、例によって主任教授のS先生と会食。先生はアルコールは弱いので私一人独酌で、京料理に舌鼓をうつ。およそ2時間、またとりとめもないマンガや歴史の話でおおいに語り合った。大伴昌司の著作物の保管を今後京大文学部に寄託する。S先生はせっかくだから大伴に代表される日本の「おたく文化」の研究を二十世紀学研究室としても取り組んでいきたいと、熱心に語ってくれるのだ。嬉しくなってくる。
日中から夕暮れまで土砂降りだったが、天気予報どおり宵の口にはあがった。町のネオンがキラキラしている。9時半過ぎ、先生と別れて高瀬川のほとりをぶらぶら歩きながら帰っていった。そして、そのままシャワーも浴びずにベッドに潜り込んだのだ。
窓を開けて夜空を見上げると、星が2つかすかに光っていた。どこからか風呂の湯の臭いがした。ちょっと、今から四条大橋まで散歩してこよう。カメラを忘れないようにして。
暫時中断
うう、寒かった。Tシャツ一枚で四条大橋まで出たが、川風はさすがに冷たい。橋上には人影はないが、河原には若者たちがうごめいている。
さすがに京都一の繁華街なので客待ちのタクシーがずらりと並んでいる。街角には若者の姿が多い。何をするでなく角角に群れて立っている。阪急の入り口のところに路上ミュージシャンがいて、ハーモニカとギターを鳴らして恋歌を歌っていた。


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