ワーカホリック(仕事中毒)
本日の土曜日、赤坂の編集室に行き、編集作業の最終試写を見てきた。概ね出来上がっていた。直前でアポをとった識者のインタビューも生きていた。
局のSプロデューサーも感じのいい番組に仕上がったと満足げである。とにかく、「後藤新平」の番組つくりの大きな山場は越えた。これで週末は安心して読書に耽ることができる。
朝、出かけるとき家人から揶揄された。第1次の定年は終えた身ながら、休日であろうと番組つくりとなるといそいそ出かけてゆく姿――まことに仕事中毒としか言いようがないね。他所では、家庭菜園、料理、ドライブ、ゴルフと趣味に手を伸ばしている人が多いというのに、番組を作る以外は、映画、ビデオを見ること、俳句の本を読むということ、趣味か仕事か区別のつかないものばかり。
たしかに、仕事に熱中するあまり12年前に脳内出血を発症したのだから、この意見に対して抗弁できない。もう少しゆとりをもって、人生の後半を楽しまなくてはと、自戒はするのだが、家庭菜園、料理、ドライブ、ゴルフなどにはおおよそ興味がない。
お金があれば海外旅行とかも悪くはないが、語学に問題があって一人で行くのは心細い。
帰りしな、Sプロデューサーと電車で話し合った。彼も、番組以外に趣味はないという。でも40半ばで独身なので、ぶつくさ文句を言われることもなく、快適だとのたまう。
彼は昨年夏「日中戦争」のドキュメンタリーを制作し、今年は「戦犯」をテーマに取材を開始している。そういう話を聞くと羨ましい。
私はといえば、試写が予定より早く済んだので、会社に寄って文楽三味線の資料を読み込むことにしよう。その後、ツタヤに行って、サスペンスかホラーのビデオでもレンタルしよう。
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