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四畳半神話

男汁の世界

四畳半神話_c0048132_1134234.jpg
大阪梅田の旭屋書店で立ち読みしていて、日本ファンタジーノベル大賞を受賞したという帯がついた文庫本『太陽の塔』を手にとった。前から本の存在は知っていたが、「どうせ」と思ってページを繰ったことがなかった。
解説をのぞいた。女優の本上まなみが書いている。ふむ、彼女も京都の女子大の出身か。トップランナーでいい感じだなと思っていたが。こんなことを本上は記していた。「京大生である主人公“私”の、独白で始まるこのお話は、いきなりあやしげな空気を漂わせます。」私の「琴線」をぴくんとさせるような言葉を投げてきた。400円という安い値段なので電車で読むのにまあいいかと納得して購入。

読み始めたら止まらない。面白かった。自虐的饒舌大袈裟文体が、私にさまざまな妄想を掻きたててくれた。先に言っておくと、ストーリーはつまらない。もっと奇想天外な展開、山場作りをしてほしいが、それはまあいいだろう。なにせ、これがデビュー作だ。これからおいおいやってくれるだろう。長い目で見ておこう。とにかく、この偉そうな語り口がいい。京大男子の惨めなあほさ加減が実によろし。

文庫の裏表紙キャッチはこうある。
《私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。
三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。
しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった!
クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。
失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。》

この主人公の住む下宿、飲み食い、バイト、すべて、今私が授業を受け持っている学生たちとほぼ同じ(と推定する)境遇と見た。本書を読みつつ、その連中を思い浮かべておかしくて仕方がなかった。
京大吉田寮へ入ったことがある。いつ建ったのか分からないほど老朽化した木造の寮。男子寮のくせに女性が住みついているは、ここから幼稚園に通う子供までいるは、と聞いて呆れたことがある。まるで、おいどん君の下宿だ。この『太陽の塔』の“私”の下宿も然り。そのシンボルが「ゴキブリキューブ」だ。

そして主人公の友人たちもそろって奇天烈だ。いるいる、こんな奴。たしかに女性にほとんど縁がなく、男汁出しっぱなしの輩。よく考えてみれば、現役の学生どころか、私の学生時代とほぼおんなじ。

そうか、読むうちに懐かしく思ったのは、これは自分の青春と変わらない情景があったからだ。にしても作者の森見登美彦(モリミトミヒコ)は1979(昭和54)年生れ。まだ20代か。やや羨ましい。

今から、図書館へ本を返しに行く。帰りに有隣堂書店で森見の話題本でも探してみようか。

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by yamato-y | 2007-05-03 11:04 | Comments(0)
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