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帰郷~カミング・ホーム~

帰郷~カミング・ホーム~

春はたけてゆく。今年の春は雨ばかり。晴れ間がみえた昨日今日、我がもみじ山にはうぐいすが鳴きとおしている。そこで蕪村の句とあいなる。
古庭に鶯なきぬ日もすがら

うまい。本当にうまいなと思ってしまう。江戸時代の人が感じたことに一も二もなく共感してしまう。先日、二人句会でHさんが蕪村の才能を高く評価していたのが思い出される。芭蕉は幾度も推敲を重ねるが、蕪村はズバッと言葉を切り出してくると、Hさんは褒める。

春の蕪村には、うぐいすの句も多い。
うぐいすのあちこちとするや小家がち
うぐいすに終日(ひねもす)遠し畑の人

蕪村の「春風馬堤曲」が味わえるようになったのは、長谷邦夫のマンガ「薮入り」を読んだことによる。たしか、あのマンガは10年以上前にビッグコミックで掲載されたものだ。
マンガ「薮入り」は古典落語から題材をとっているわけだから、おそらく蕪村の「馬堤曲」が下敷きになっているのではないだろうか。

薮入りは奉公人の数少ない休日だ。実家では帰って来る息子のために、母が牡丹餅を作って待っている。丁稚に行った息子は早く家に帰ればいいものを、盛り場で寄り道して、夕方遅く実家にたどりつく、というそれだけの話だが、私はこのマンガを読みながら不覚にも落涙した。そして、「馬堤曲」の味というものを知り、「竹田の子守唄」の美しさも分かった。

守も嫌がる 盆から先にゃ
雪もちらつくし 子も泣くし

早よも行きたや この在所越えて
向こうに見えるは 親のうち

この歌が流行ってしばらくして、「想い出のグリーングラス」というアメリカのフォークソングがヒットした。ヒットしたのはトム・ジョーンズが歌った原曲だが、私は山上路夫の日本語の詞が気にいった。

汽車から降りたら 小さな駅で
迎えてくれる ママとパパ
手を振りながら 呼ぶのは彼の姿なの
想い出のグリーン、グリーン グラス オブ ホーム

元の歌詞は、護送されてゆく囚人がふるさとを偲んだ歌らしいが、この日本語の移し変えはいいと思った。ノーマン・ロックウェルの「帰還GI」という画はアメリカ人の心を捉えて離さないものの一つだが、その光景を想起させる歌詞だ。

移し変えで好きな作品が、「幸せの黄色いハンカチ」だ。これはアメリカの流行歌「幸せの黄色いリボン」を改編した日本映画だ。内容はほぼ同じで、罪を犯した若者が刑期を終えてふるさとへ帰ってゆく。刑務所を出るとき昔の恋人に、もし許してくれるなら家の前に黄色いリボンを吊るしておいてほしい、という歌詞が書かれてある。

 この「幸せの黄色いリボン」を私の好きな曲ということで、マンガ家の水島新司さんにディスクジョッキーで話してもらったことがあった。今から30年も前に私がラジオを担当していたときのことだ。このときの水島さんの語りは素晴らしかった。お話だけなのに、聴いていて胸がジーンと熱くなったのだ。さすが、「アブさん」のストーリーテラーだと感心した。

うぐいすは昔のことを思い出させるだけでない。ふるさとのことも思い起こさせる。
蕪村の句。
わが帰る道いく筋ぞ春のくさ

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by yamato-y | 2007-04-22 12:01 | 登羊亭日乗 | Comments(0)
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