花のかげ
雨で桜が散る。高屋窓秋の句を思う。
いえちかき子はぬれてゆく花のかげ
昨日から放送センター受付に、リクルートルックの男女が並ぶ。今年の入社試験受付が始まっているのだ。若者が緊張して歩いているのを見ると、大丈夫だよと声をかけてやりたくなる。
37年前、私も同じ青雲の志と緊張をもっていたのだ。田舎から出て来て、都内の大学生をまぶしく見つめたものだ。
忙中閑あり。やっと昼食となった。合間にこの記事を作る。
●先週放送された「ようこそ『春のワルツ』へ」は大阪での視聴率が出ている。悪くはないがさりとてよくもない。やはり、正時の放送でないことが響いているのかな。まあ、今度の再放送でもっとたくさんの人にこのドラマの魅力が伝わればいいと思うのだが。
●先々週放送された「あしたのジョーの、あの時代」は評判が良かったので、22日の日曜日に再放送されることが決まった。
●8日の午後3時に放送される「植木等さんをしのんで」は、5日にスタジオ収録を行う予定である。さきほど、台本の第1稿が上がってきた。コメントの一節に衝撃を受けた。
《私たちが植木さんに取材した当時、体調はけっして完璧ではありませんでした。撮影も2005年7月から10月まで4ヶ月間かけ、植木さんのご自宅にお邪魔して、体調と相談しながらお話を伺ったのです。(略)植木さんは単に思い出を語るのでなく、私たちを楽しませようと明るく語ってくれました。カメラが回ったときのその姿、それはまさしく私たちが知っている「植木等」さんでした。・・・・・》
きっと、体調は万全でなかったが、私たちが取材している「スーダラ伝説」のため懸命にインタビューに答えてくれたのだ。その姿が私の眼前に浮かび上がった。
春、花の頃は悲喜こもごもだ。
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