黄色
番組収録後、同じスタジオで記者会見が開かれた。
ユン監督、ソ・ドヨン、ハン・ヒョジュの3人が壇上にあがる。
私は、監督の横に座った。会場には50社を超える取材陣およそ100名が集まった。
会見に先立ち、私がプロデューサーとして、今回収録した特番の見所、ねらいを説明した。
そのあと、監督と二人の俳優のコメントがあって、質疑応答があった。役者に集中したのは新人で選ばれたことをどう思うかということであった。
会見の最後に再び私にマイクが回ったので、「春のワルツ」についてのユン監督の思いを私が質問して締めくくることにした。
私の質問は。
四季4部作はそれぞれ、カラーをもっていましたね。「秋の童話」は赤、「冬のソナタ」は白、「夏の香り」は緑、と。では「春のワルツ」は何ですか?
監督の答え。
黄色。黄色は目立つ色だ。この黄色をシンボルとしてとらえた場面は、青山島の菜の花畑だ。幼いときに見た菜の花が目に焼きついていたのを映像化したのだ。でも島の菜の花はその背景に青い海と空が広がっていた。黄色と青と水色、という色がハーモニーになっていることが、「春のワルツ」の色の意味だと、私は考えています。
ドラマは「傷ついたこと」「許し」と「癒し」といういくつかの感情が重なり調和を保って流れてゆくのです。
監督は誠実に答えて、記者会見は終わった。あとは壇上で写真撮影だ。
監督を入れ込んだ3ショット。ヒーローとヒロインだけの2ショット。フラッシュが絶え間なくたかれた。ソ・ドヨンさん、ハン・ヒョジュさんの顔が紅潮していた。
来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング