定年再出発  


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by yamato-y
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ペリカン文書

オフレコの研究


何度見てもこの映画は面白い。アラン・パルカという監督はこれ以外の作品を、私は知らないのだが実にうまい演出を見せてくれる。

物語――ワシントンD.C.で2人の最高裁判事が暗殺された。なぜ殺されたか不明だった。ニューオーリンズにある大学の法学部学生ダービー・ショウ(ジュリア・ロバーツ)は、二人の判事に共通する何かが無いかどうか図書館にこもって調査をする。すると意外なからくりが仮説として浮かび上がった。あまりにも荒唐無稽に思えた彼女は、単なるリポートとして主任教授(彼女の恋人でもある)に提出する。かつて行政官であった教授は昔の仲間である政府筋に見せたことから、事態は急変してゆくのだ。「ペリカン文書」と名づけられたそのレポートはついに大統領補佐官まで渡ってゆく。
そしてある日、教授は爆死しダービー自身も何者かから追われることとなる。そして、ワシントン・ヘラルドの敏腕記者グレイ・グランサム(デンゼル・ワシントン)に彼女は助けを求める。
そして2人してこの仮説のウラを取ろうと関係者にあたったり証拠を集めたりするうちに何者かによって命をねらわれることになる

大統領がからむ陰謀を、一人の法律を学ぶ女子大生が推理し立てた仮説が真実を衝いていた。そこから次々に不可解な事件が発生するという着想が素晴らしい。これはむろん原作者の力だ。ブラウン・ペリカンはニューオーリンズのあるルイジアナ州の「州鳥」で、絶滅が危惧される鳥だ。この生息地を開発しようとする大資本の陰謀。ミシシッピ州生まれの作家John Grisham(ジョン・グリシャム)の土地鑑が生きている。ここから起こる暗殺者の手を逃れてゆく経緯が実に映画的で、監督の手腕が大きい。見終わった後スカーっとする。疾走感がここちよい。

私の好きな「ミステリー映画」3本のうちの一本がこの「ペリカン文書」だ。
あとは「ミュージックボックス」と「ファーゴ」。「ファーゴ」はミステリーというより犯罪映画(クライムストーリー)かもしれない。むしろ「薔薇の名前」のほうがミステリーにふさわしいかも。

キャスティングもいい。主人公のダービー・ショーを演じるジュリア・ロバーツ。先日見た「ノッティングヒルの恋人」でも感情移入できるうまい芝居をするなと感心したが、この作品では健気で行動的な女性を演じて実にはまっている。彼女を助ける新聞記者のデンゼル・ワシントンも知的でいい。そのほか政府高官や暗殺者らも憎たらしく怖いところがいい。まさにエンターテインメントとはこういう作品を言うのだろう。

さて、このペリカン文書と呼ばれるリポートは石油発掘計画を情報公開法にのっとって取得した資料から、学生が読み解いていったのだが、この法律の効力というものをなんとなく実感できた。日本でもこれほどの重大な案件を、一般の民間人が手に入れることはできるのだろうか。興味深い。

新聞記者のデンゼル・ワシントンのやりとりで「オフレコ」が重大な意味をもつように描かれていた。このオフレコというものがどれほど信義として保証されるのか、私は現在の日本の実態を知りたいと思う。というのは、これは取材の秘密に属することで面と向かって教えてくれるものでないので、他の人はどうしているかほとんど知らないからだ。

映画の中の話で当たり前のことだが納得したことがあった。それは「オフレコ」の証言者が死亡したときは、オフレコを解除できるということだ。すべてがそのケースに当てはまらないかもしれないが、私には意味深いことと思われた。
この「オフレコ」や「取材源の秘匿」というのはジャーナリストには重大なことだがなかなか正式の議題にのぼることはない。取材のことで裁判になったとき争われる重大なポイントであるにも関わらず、だ。

 ときどき、こういう映画を見たくなる。藤沢周平を読みたくなるのと同じだ。他に面白い映画があったら教えてもらいたい。

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by yamato-y | 2007-02-21 11:41 | ブロギニストのDJ | Comments(0)
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