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定年再出発  

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今朝も自己嫌悪

今朝も自己嫌悪

昨夜は鍼をうってもらって体が軽くなり、のだぴんで酒を飲んだらテンションがいっきにあがった。よせばいいのに、さらにゴールデン街に出撃した。

新宿の元青線地帯。小さな店が百軒以上並ぶ、新宿ゴールデン街。迷路のような路地を抜けて、馴染みの店「とんぼ」へ辿り着く。店を開けたばかりとあって客は一人だけ。ワインを頼むとおでんと煮こごりが出た。うまい。真空管式オーディオにスイッチが入って流れてきたのは、ディック・ミネ。「私の青空」だった。♪夕暮れに 一人見る 私の青空、というあの曲だ。

なんの話からそうなったか、隣の客と70年代の「新日本文学」の話となった。六十半ばに見えたがよくよく話すとどうやら同年輩のようだ。彼も東中野にあった新日文の文学学校に通ったことがあって、当時チューターを花田清輝がしていたと懐かしそうに語る。「彼はハンサムでねえ」とマッカリの入った杯を飲み干す。

そこへ先輩のTさんが登場。まだ素面のようでジンを注文。私の隣に座る。ここで私のおしゃべりが止まらなくなってしまった。Tさんの顔を見るとついあまえてくだらない駄洒落、下ネタに私は突入してしまう。それを、井伏鱒二風の温顔でTさんは受け止めてくださるのだ。

Tさんは伝説のディレクターだ。この人が制作した「井伏鱒二・荻窪風土記」は今も語り草になるほどの名作だ。なにせこの文豪に半年にわたり密着したのだから。このドキュメンタリーでとんでもない場面が飛び出す。酒席で開高健が井伏に文章が書けないとこぼす場面だ。どうやって書いたらいいか最近迷ってしまうとカメラの前で開高が告白する。井伏に教えてほしいと懇願するのだ。すると井伏大人はさらりと「原稿用紙にとにかく何でもいいから書けばいいのだ。例えば、いろはにほへとでも」と答える。まるで芝居のようなシークエンスが5分近く続く。どうやってその場に居合わせ、撮影することができたのだろうか。ドキュメンタリーの大事な要件に「関係性」があるが、まさにそれを示す絶妙の場面だ。

もともとそういう大人の気質をもってはいたが、井伏と付き合いますますTさんは大人(たいじんである)の風格が際立つようになった。私が少々からんだとて相手にもしない。まるで開高をあしらう井伏だ。
というと言い過ぎか。まるで私が開高健を気取っているようだから。
とにかく、井伏の「サヨナラダケガ人生ダ」の例の詩集にある、もう一つの詩の一節と同じような状態に私はなってしまった。「ケンチコイシヤ・・・アサガヤアタリデ オオザケノンダ」

どうやって帰ったか覚えていない。ねぐらまで帰って来ると、隣のドアの前で中年が立っていてノブをがたがたやっている。インターフォンで「もう、ここにはあなたは入れません、どこかへ行ってください」と妻と思しき女性の声がする。そのうち、男はドアをどんどんたたき始めた。私は慌てて部屋にはいり、耳を澄ますと、そのうちドアが開いて男女の罵声が飛び交う。呆れてキッチンに行きまたチューハイを飲む。

そして、目が覚め昨夜を思い返して、この記事を書いている。少しずつ思い出すたびにだんだん自分が嫌になってくる。

今日はロケがある。音羽の講談社のホールで夏目房之介さん司会「あしたのジョー」論。

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by yamato-y | 2007-02-17 08:52 | 登羊亭日乗 | Comments(1)
Commented by サウンド at 2007-02-17 15:08 x
自己嫌悪などとおっしゃらず、こうしたyamatoさんも新鮮な感じがしますし、たまには必要な時間だと思います。NHKの多くの番組はとても好きで(受信料を安いと思っているくらい)、これからも定年などと意識せず大いにご活躍ください。
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