のだぴん
新宿東口前にあるのだぴんを知っているだろうか。大都会の田舎風居酒屋だ。
新宿アルタ、「笑っていいとも」を公開中継している有名なビルだが、ここから歩いて3分。居酒屋のだぴんがある。
タケ先生の鍼灸の帰りに寄った。久しぶりに一人酒である。逆に一人だから店内をいろいろ観察した。
ここの店主は山梨出身らしい。店の看板に甲斐路・酒うまいものとある。酒の肴のメニューも甲州名物が並んでいる。
店内、客席はカウンター7人掛け、奥のボックス4人掛けが4席。小上がりが4人掛けが4つ。大きいテーブルに8人が座る。計47人の客が座ることができる。
従業員というか御用聞きが3人。厨房に4人だ。7時過ぎに店に入るとほとんど満席。若い男女は皆無。ほとんど私と同世代の中年の男女。
私は熱燗を頼んだ。隣の親父は焼酎、「古式かめ壷仕込み・薩摩鉄幹」をボトルで飲んでいる。うまそうだ。流行の居酒屋チェーンでは酒は薄めてあるし、ビールは発泡酒というのが多い。だがのだぴんはそんなことはない。
私はすぐに小あじ寿司を頼む。さらにつぶ貝の刺身、さらにあみえびのかき揚を追加する。とにかくうまい。
落ち着いたところで周りを見ると、サラリーマン風がほとんど。他は登山客のようなグループが3つほどある。週末で、夜行で信州にでも出かけるのだろう。
一人酒の退屈でメニューをうつしてきた。参考までに書いておく。
焼きそらまめ500円、わかさぎ天500円、あじにぎり600円、山菜てんぷら600円、かきあげ480円、らっきょう350円、茶碗蒸し500円。
1時間ほど飲んでいたらトイレに行きたくなる。小用の便器の上に張り紙があった。田舎の町で行くとよく見かける注意書きだ。
「急ぐとも 心静かに 手をそえて けっして・・・・・・」どこまでいっても、この店は大都会の田舎の店だった。
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