頭は100ワット
朝、丹沢の積雪を見ていたら、「スキー」の歌を思い出した。
♪ 山はしろがね 朝日を浴びて
滑るスキーの 風切る早さ ・・・
小学5年の音楽の時間に習ったと記憶する。たしかに、スキーの板に乗って坂道の上から滑り降りるとき「風切る早さ」というのは、あの歌の通りだなあと実感したものだ。
ところで、私の田舎ではこれの替え歌が流行り、下校の途中で大声で歌った。他の地域でも同じ歌詞の替え歌があったのだろうか、それとも敦賀の町だけなのだろうか。
♪ 朝の4時ごろ 弁当箱さげて 家を出てゆく おやじの姿
服はぼろぼろ 地下足袋はいて 帽子は底ぬけ 頭は100ワット
こんな歌、今歌ってもこどもはピンとこないだろう。弁当箱、地下足袋、そして100ワットなんて。電灯の電球に明るさの差異があって、普通は60ワットだが100ワットはとても明るくまぶしい、ということが分かっていなければ、はげ頭が100ワットというユーモアは伝わらない。
そんな歌を歌ってはだめだと注意されたが、帰り道、怒鳴りながら「アタマは
100ワット―」と歌い上げると気持ちよかった。
そういえば、登校のとき、寒い朝は霜柱が道のあちこちに立ったものだ。朝日に光る霜柱を見つけると、走っていって長靴の底でグシャとつぶすのが気持ちよかった。最近霜柱なんて見たことがない。
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