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ルキノ・ヴィスコンティの世界

「郵便配達は二度ベルを鳴らす」を2度観た

前に一度見たことがあるが、気になってもう一度「郵便配達は二度ベルを鳴らす」を観た。映像でなければできない表現であると深い感動を覚えた。映画芸術だと思った。
この映画のあらすじを記述すれば他愛もない不倫物語にすぎない。だが観終わっても描かれたシーンや風景が目に焼きついている。それはなぜかを考えてみた。

北イタリア、ポー河沿いにある鄙びたレストラン。因業な初老の親父とその若い妻ジョヴァンナと二人で営んでいる。年寄りでがめつい夫に対して若い妻は飽き飽きしていた。ある日、そこに流れ者が訪れる。流れ者ジーノはむさくるしい為りに髭面だったが、逞しい肉体となにより若さがあふれていて、ジョヴァンナはすぐに魅せられる。
当然の如く二人は関係を結び、夫の目を盗んでの中が続く。一度は二人で出奔することを企むが、ジョヴァンナは今の安定した生活を捨てられず夫の元へ戻り、男は一人で旅立つ。

その後、2人は近くの町で開かれたカーニバルで再会を果たす。2人は恋心を再燃させ、ついに交通事故に見せかけて邪魔なジョヴァンナの夫を殺害することになる。その計画はうまくいったものの、やがてジーノはジョヴァンナの保険金目当ての計画と悟って彼女と別れようとする。追いすがるジョヴァンナはジーノに子どもを身ごもったことを告げるのだった・・・。 
 
郵便配達は2度ベルを鳴らす、というのは一種の習慣を指す。他の訪問者と区別するために、郵便配達人は2度ベルを鳴らして「郵便配達が来ましたよ」と知らせるわけである。
この映画の中で同じことが2度繰り返されている。一度別れたけど再びくっついてまた別れるとか、殺人が未遂に終わったけどやり直す、とか。そのプロットを郵便配達のベルに例えているというのだ。この映画の原作は元々アメリカが舞台であったのを、ヴィスコンティはイタリアの風土に翻案したのだ。それが成功している。ロンバルジア平原に流れるポー河の光輝くほとりでの事件が実にふさわしい。

 夫を始末した2人は土地を離れて新しくやり直しを図ろうとトラックで出発する。ジーノは「人生をやっとやり直せる」とつぶやくのだった。だが運命はさらに転換する。二人が乗った車は霧にまかれて土手から川へと転落するのだ。そして、ジョヴァンナは死んだ。生き残ったジーノは警察の手に落ちる。前の夫殺しから疑いを抱いていた刑事によって、彼の運命がこの後苦難に満ちるであろうことを、映画は示唆しながらエンドを迎えるのだ。

この作品は巨匠ルキノ・ヴィスコンティの記念すべき監督第1作である。1942年に作られているというからあの第2次世界大戦のさなかだ。当時ファシズム体制にあったイタリアに舞台を移しかえて、ヴィスコンティはこの愛欲のドラマを作ったことに驚く。戦後、澎湃として起こるネオリアリズムの先駆けともなったと言われる。これがデビュー作とは思えないほど重量感のある作品だ。

イタリアのまぶしい日差し、男と女の愛欲、カーニバル空間の放縦・・・、これらは映像言語で余すところなく表現されている。

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by yamato-y | 2006-12-22 18:11 | ブロギニストのDJ | Comments(0)
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