なんか変だ、腹立たしい
昨夜は相当冷え込んだようだ。家の前の木もすっかり葉を落とした。
紅葉山はまさに今がもみじのいちばんきれいな時期となった。山道には黄や赤の落ち葉が散り敷かれている。
9時の湘南ラインに乗り込んで読売新聞を広げたら、腹が立つ記事が目白押しだった。
教育基本法の改悪は前の内閣からの策動だが、その法律の中身もさりながら手続きの上でもまことにおかしい。タウンミーティングという市民の声を聞くという聴聞会がヤラセで、明らかに作られた世論であったとすれば、その手続きは無効ではないか。これを前提に審議してきた国会の100時間も長さにおいても意味がない。
なによりそのヤラセの実態を調査した調査報告は本気で行われたとは思えない。だってそうでしょう。150回ほどのなかで15回あったという結果は、物証が残っていたものだけであって実際口頭などで指示されたということはいっさい不問に付しているのだから。それでも15回も虚偽の世論誘導があったとすれば、これは明らかに国民に対する裏切りだ。首相がけじめを付けるというなら給与の返還でなくこの基本法改正の政策そのものを一からやりなおすべきではないか。
三菱自動車の欠陥隠ししたことで、会社上層部が無罪とはどういうことだ。こういう形式的議論しかできない裁判官の判決を目にすると、裁判官のリコールも住民投票でさせろと言いたくなる。こういうケースはきちんと「ネット」に上げて誰でも見ることができるようにしたらどうだ。官報とかの古い手法でないものでもっと市民本位の行政司法情報が縦覧できることを考えたらどうか。
政府税調会長のホンマ教授の不適切な公務員宿舎の利用も腹立たしい。大阪と東京の往復で体力的に厳しいので宿舎を要求しただって。はあ?たった2時間半のグリーンの新幹線利用が体力的に厳しいって。
それでもって青山の最高の立地の高級マンション並みの区域で7万円で住んでいたのだ。そういう特権を利用しておいて、国民に税の負担を求めるような答申をしたら、市民はどう思う。当然、政府の顔を見てやっただろう。そのために便宜をはかってもらっていたのだからと、誰でも思う。その便宜はこれだけではすまないのではないか。まだ見えないものが他にもあるのではないか。私の学生時代であれば、こういうのを「御用学者」として断固糾弾されて、大学の立て看板などにがんがん書かれたのだが。
欄外の広告欄に出版の大きな見出しが躍っている。気鋭のジャーナリストと情報分析のプロの対談というふれこみの『武器なき戦争、インテリジェンス』。二人の写真がでかでかとある。いかがわしい顔つきだな。まるでかつての全日の川田と小橋のような写真だ。この人たちの話って通ぶっているけど、どこまで本当なのかな。写真同様胡散臭さを感じて仕方がないのだが。
来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング