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ベビーブーマーと団塊世代

ベビーブーマーと団塊世代

団塊世代と一括りされるのは御免だという人たちも少なくない。この世代のチャンプの一人沢木耕太郎もそういう意見だ。堺屋太一が造語した言葉でもってラフに自分たちが捕らえられるなんて冗談じゃない。それぐらいだったらベビーブームで生まれた子供たちという意味でのベビーブーマーと呼ばれるほうがまだましと考えているのだ。

エッセイストの山口文憲は団塊と聞いたときマンガンの塊かと思ったそうだ。その彼が『団塊一人ぼっち』(文春新書)という新書でベビーブーマーと団塊世代の違いを分析しているので、耳を傾けたい。ちなみに山口は47年生まれである。

第2次大戦が終わった後にどっと生まれた子供たちをベビーブーマーと呼ぶのであれば何もアメリカだけで起きた現象ではなくイギリス、カナダ、オーストラリアでもいっせいにこの現象が起きた。顕著なのはもちろんアメリカである。スピルバーグやシュワルツネッガーらで、この世代の夫婦といえばクリントン前大統領(1946年生まれ)とヒラリー夫人(1947年生まれ)のカップルだ。

アメリカのブーマーの特徴は大きく3つあるという。1つは血を流した世代(ベトナム戦争で5万人死んでいる)。2つめは変革の世代で、アメリカを変えようとした(ベトナム反戦やエコロジー運動など)。3つめはコミニュケーションで革命を起し新しい文化を作った(ビル・ゲイツやスピルバーグたち)。強いて言えば、3番目の新しい文化を築くにあたってビートルズの大きな影響を受けた世代ということもいえるかもしれない。

これと比較して日本はどうだろうか。1つは世の中をこわして変えようとしたこと(全共闘運動)。2つめは漫画や映画などサブカルチャーを周縁から中心に移動させたこと。3つめは豊かさを享受して世界中に出かけて行ったり散らばったりしたこと。

こうして比較するとアメリカのブーマーに比べてどうも日本の団塊世代は分が悪い。一つ目の変革にしても浅間山荘事件に表されるように悲惨な敗北で終息したと言わざるをえないし、3つめの豊かさにおいても拝金思想に流れてバブルを生み出し破綻させたと責任をかぶせられても仕方がない面がある。
卑屈で自虐的な総括はしたくないが、正直なところ日本の団塊世代の歩いた道はこういうでこぼこ道(美空ひばり)であっただろう。何か団塊世代論は景気の悪い話になりそうな雲行きだ。

 だが前の世代に比べると、日米のこの世代のエートスやクリマはよく似ているし共通のものが多い。その意味で青春がグローバル化した第1陣の波といえるかもしれない。山口文憲は日米の作家が交わった一つの仕事を例に上げている。それを読むかぎりにおいて団塊もブーマーもそれほど離れているわけではないと思えてくるのだが。

 1946年生まれのティム・オブライエンがベビーブーマーの同窓生再会の話『世界のすべての七月』を書いていて、49年生まれの村上春樹が翻訳している。その村上が解説で述べている言葉が素敵だ。
《60年代に波瀾万丈の、あるいは華やかな青春を送った人々も、今や五十代半ばを迎え、それぞれの人生に幻滅し、精神的に磨り減り、それでもなんとか人生を仕切り直し、モラルや目的を立て直そうと試みている。決して見通しは明るくないけれど(そして何人かは既に人生を唐突に終えてしまったけれど)、それでもそこには決然とした「集合的意欲」のようなものがうかがえる。そして人々は生き続けるために、燃料としての記憶を切実に必要としている。》
 「燃料としての記憶」……。この言葉を読んだとき胸がぐっと詰まった。団塊でもブーマーでも名称は何でもいいじゃないか。この世代はもう一度人生を立て直して歩きたいという切実な集合的意欲があるのだから。

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by yamato-y | 2006-12-10 11:19 | あしたのジョーの、あの時代 | Comments(0)
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