日本映画ベストテン
キネマ旬報の賞が出来て、来年2月で80回をむかえる。それを記念した番組のリサーチを今やっている。
ところで、キネマ旬報そのものが出来たのは1919年。第1次世界大戦の終わった頃というからずいぶん古い。1999年に、同誌で創立80年の特集が組まれて、日本映画オールタイムベストが選出された。そのベストテンを見てみると、
1、七人の侍 2、浮雲 3、飢餓海峡 東京物語 5、幕末太陽伝 羅生門 7、赤い殺意 8、仁義なき戦い 二十四の瞳 10、雨月物語
これは140人の映画人が選んだ結果ということだ。映画人とは監督、俳優、プロデューサー、シナリオ作家、撮影監督、編集、録音技師、キネマ旬報編集者らである。プロが選んだベストテンだ。
このオーダーが興味深いというわけではなく、各自が選んだベスト20の中にずいぶんフシギな作品が混じっていることが分かって面白かった。
例えば、篠崎誠―[次郎長三国志]。澤田幸弘―[一条さゆり、濡れた欲情]。これは複数選ばれていた。今度ビデオレンタルして見てみよう。佐藤真―[極私的エロス]。西東清明―[Wの悲劇]。桜井秀雄―[愛を乞うひと]。この作品も評判がいい。他に、[竜二]、[にあんちゃん]、[約束]、[天使のはらわた]、[夫婦善哉]、などがある。
私が選ぶ日本映画のベストテンはどうなるかな。とりあえず、順位は別として10本選出してみよう。
まず、「青春に悔いなし」、「浮雲」、「薄桜記」、「飢餓海峡」、「張り込み」、「砂の器」、「さびしんぼう」、「約束」、「二十四の瞳」、「13人の刺客」。こういうところか。もちろん、これが絶対というわけではない。これらの作品と踵を接するものはこの10倍はあった。ただいま現在、私の脳裏を過ぎった作品というわけだ。松本清張が2本時代劇が2本入っているところがミソだ。隠し味は斉藤耕一監督の「約束」だ。これは私の故郷敦賀が舞台ということも大いに関係あるだろう。
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