一人カラオケ
昨夜遅く、目黒駅前のカラオケ店に一人で行った。久しぶりだ。申し込みは1時間、料金は500円弱。愚痴っぽい夜はこれに限る。
店頭で予約ノートに記入するとほかにも使用人数1名というのが3件あった。一人利用はわりといるもんだ。
手始めは森進一、「一人酒場で」 ♪ひろい、とうきょうで、ただ一人、泣いているよな夜がくる・・・。森は私と同年、団塊世代。かれは鹿児島から集団就職で大阪へわずか15歳で出たんだ。
終わったらマシーンが採点を始める。なんだ嫌な機械にあたったな。獲得点数83。ふん。
次の曲はちあきなおみ「花吹雪」。♪あした あなたは卒業して ひとり 遠くの町まで 帰ってゆく 私も この店をしめて うまれた 町へ 帰ってゆく・・・花吹雪が 風に 風に 舞う。私のことなんか 忘れるのよ どうぞ・・・とかなんとか言う歌詞だ。ちあきはこの歌と「円舞曲」と「紅とんぼ」が好きだ。
思い出したが1年以上前、ソウルでユンさんと酒を飲んだとき、次回作のストーリーを聞かされて日本語のタイトルは何がいいですかと問われたことがある。とっさに私は「円舞曲」と書いてわるつと読ますのがいいですよと答えた。半年経って、韓国四季4部作の最終作は「春のワルツ」と発表されたとき、少し私のアイディアも入ったかなと、嬉しく思ったものだ。その元のアイディアはこのちあきなおみの「円舞曲」だ。
点数は84点。いい加減な採点だ。
3曲目は、さだまさし「絵はがき坂」 ・・・♪活水あたりはまだ、絵はがきの通りの坂 つたやかずらの かおり 背に 学生たちが 通る
点数は90点。とここまではカウントしていたが、後は失念。
ひとりで歌うと、時間に卑しくなる。歌い終わってから次の曲をゆっくり探すのでなく、すぐに歌詞帳を繰って、手当たり次第に知っているのを歌いつづける。予定時間のなかで少しでもたくさん歌ってやろうという気にだんだんなってくる。「乙女のワルツ」「港が見える丘」「案山子」「岬めぐり」「夢の途中」
山口百恵の「ラストワルツ」を見つけて、ちょっと挑戦したが途中でメロディを忘れて立ち往生となった。それなのに点数は79点、ほんとにいい加減なマシーンだ。
ところでこの歌は引退直前に歌われたもので、あまり有名ではないが、百恵のなかでは「横須賀ストーリー」と並んで私の好きな歌だ。「いい日旅立ち」同様谷村新司の作詞曲。彼は歌うよりひとに歌わせたほうがいいと思うが、ほんとこの曲もいいと感心する。と歌に浸っていると浮世の憂さも時間も忘れてた。
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