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“あした”の研究

“あした”の研究

「あしたのジョー」(以下、「ジョー」)の連載が始まったのは、「少年マガジン」の1968年3・4号からだ。73年の21号まで続く。原作の高森朝雄は、梶原一騎と同一人物で同じマガジンで「巨人の星」を66年19号から始めていて大評判をとっていた。

いくら何でも同じ名前では人材がいないのかと思われそうで、もう一つの筆名を使ったというのは有名な話だ。この2本の漫画は互いに反響しあって、漫画史に残る名作となってゆく。

矢吹丈ことジョー。ある日、下町のドヤ街にふらりとチンピラ矢吹丈が現われた。そのチンピラに叩きのめされたアル中の元ボクサー・丹下段平は、ジョーの動きから天性のボクシングセンスを見出す。が、事件を起こしてジョーは少年院に入れられてしまう。

その特等少年院のジョーの元へ、あの段平からの葉書が届く。「あしたのために その1」という書き出しから始まるその手紙は、左ジャブの打ち方のボクシング指導であった。そのアドバイスに従ってボクシングの練習に身を入れてゆき、少年院のボスを倒す。
やがて、その少年院でジョーは終生のライバルと出会うことになる。元6回戦ボクサーだった力石徹だ。彼に挑んだのだがあっけなく破れるのだ。以来、打倒力石を目指してジョーはボクシングにのめり込んでいく。

少年院を出てからジョーはボクシングのプロデビューを果たす。連戦連勝してついに力石とあい見える。階級を合わせるため力石は無理な減量を続けた。そして、対戦。
激闘の末、最後にジョーは力石のアッパーでノックアウトされる。

運命はさらに反転する。リングから降りた力石が倒れ、運び込まれた病院で息をひきとるのだ。無理な減量とダウンしたときに後頭部を強く打ったことが原因だった。
力石の訃報に接して、ジョーは叫ぶ。「あしたはどっちだ。」

力石の死で顔面パンチが打てなくなり、ジョーは次第に自分を見失い、ドサ周りのボクサーにまで落ちぶれる。
目標を失った丈だったがやがて試合に完全燃焼することに自分の「あした」を見い出す。そして世界チャンピオン、ホセ・メンドーサとの闘いに挑むのだが・・・、すでに数々の闘いでジョー自身も傷ついていた。激戦で受けたパンチの数々で、ドランカー症をわずらうこととなっていた。だが闘いをやめない、まっしろになるまで、ジョーは戦い続けるのだ。この漫画のラストシーンは、「ジョーが真っ白に燃え尽きた」カットで終わる。

この漫画の中で、「あした」というのは重要な言葉となっているのは、以上の物語を見れば分かるだろう。この“あした”というのは梶原一騎自身がつけた。“あした”に向かってゆくという姿勢を示したかったというのだ。
そのメッセージは読者に伝わるが、やがてライバルの力石にも“あした”が重ねられてゆく。だからこそ力石が死んだとき大勢のファンたちは“あした”を失い、茫然自失したのだ。ジョーもむろんそうだ。「あしたはどっちだ」と叫ばずにいられなかった。そして力石が死んで2ヶ月後、「力石徹の告別式」が開かれ、読者たちは一つの“あした”を悼んだ。

旬日も経たないうちによど号がハイジャックされた。その主謀者は「われわれは、あしたのジョーのあしたである」と宣言して、海の彼方へ去った。その、あしたは無残な結果となったことを、今のわたしたちは知っている。

こうして1970年の早春、さまざまな“あした”は一つの終わりをむかえた。日本は新しい時代の到来をむかえようとしていた。

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by yamato-y | 2006-11-12 21:22 | あしたのジョーの、あの時代 | Comments(0)
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