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森の道

森の道
森の道_c0048132_1602655.jpg



我が家のある大磯モミジ山から麓までの道を、近隣の人はけものみちと言うが、私は勝手にツヴァイクの道と呼んでいる。お気に入りのオーストリア人作家シュテファン・ツヴァイクに因んだのである。

ツヴァイクは戦前活躍した作家。日本では片山敏彦の名訳で知られる。私は、「権力と闘う良心」や「人類の星の時間」「昨日の世界」が好きで、若い頃から折にふれて読んできた。
ツヴァイクはユダヤ系オーストリア人で、ザルツブルグに住んでヘルマン・ヘッセやロマン・ロランらと交友を結び、国際平和のために積極的に発言した人物でもある。

近年音楽祭で知られるザルツブルグは、モーツァルト生誕の地であり、「サウンドオブミュージック」の舞台となった音楽の都である。彼は、そこの郊外カプチーナ山に住んでいた。(これまで、間違えて私はカプチーノ山と書いていた)

ザルツブルグは交通の要衝であり、三方山に囲まれている。市内をザルツァハ河が貫流する。そのほとりにモーツァルトの住居があり、カプチーナ山の登り口がある。道なりにのぼってゆくと、ホーエンザルツブルグ城を中心とする市街が一望できる広場に出る。そのあたりに、緑の木立に囲まれたツヴァイク邸があるのだ。

彼は優れた伝記作家だった。ナポレオン、ドストエスキー、レーニンら歴史的人物の重要な事件を切り取り、まるで中継しているかのような迫真性で描いた。その彼が後にナチスに追われるのだ。1935年ロンドンへ脱出、1940年にはブラジルへ亡命するのだ。繊細な彼の神経は次第に追い詰められてゆく。
42年、彼は自殺した。

彼はザルツブルグに住んで、次々に話題作を発表していた頃、執筆に疲れるとカプチーナ山を散歩するのが常だった。晩年、異国で書いた「昨日の世界」でこの山のことを懐かしがっている。

  1994年に私は大磯紅葉山の峰に家を建てた。駅までの道は、車が通る広道とは別に森を抜ける道があった。その家に住んでまもなく私は脳内出血を発症し後遺症が残った。リハビリを兼ねて森の道を歩き続けた。歩きながらツヴァイクの散歩を思った。この道をツヴァイクの道にしようと密かに決めた。

今日の大磯ツヴァイクの道である。秋が深まっている。ケヤキも半分ほど葉が散った。

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森の道_c0048132_1603832.jpg
森の道_c0048132_1604988.jpg

by yamato-y | 2006-10-26 15:51 | ブロギニストのDJ | Comments(1)
Commented by さいれんと at 2006-10-26 18:47 x
こんにちは、森の道、2枚目の写真の左手の敷地部分は越前小浜藩主忠禄の次男酒井忠道の別荘が明治30年頃あったそうです。後大磯観光ホテルとかも営業したようです。百年前の話になりますが。
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