春ワル企画、執筆
土曜日、休日出勤したとき、「春のワルツ」の反響をちらりと調べると総じて好意的だった。多少心配していたのだ。というのはこの春に韓国で放送されたときの評判が今ひとつだったから。
朝鮮日報はこう伝えている。《KBS2『春のワルツ』が、映像では合格点を得たものの、ストーリーは吸引力が足りないという視聴者の評価を得た。
映像にこだわり過ぎるあまりミュージックビデオのような雰囲気で、各シーンの連結がスムーズでなく、人物同士があまりにもありきたりに結ばれ、退屈な感があるという指摘もあった。
ドイツ製の最新HDカメラで撮影した鮮やかな色感、オーストリアと南海の青山島を背景にした美しい風景が視聴者を魅了するものの、溌剌さやコミカルさ、可憐さ、郷愁など人物の様々な感情が最初の回ですべて表出し、多少散漫な印象だったとのこと。
ある視聴者はユン・ソクホプロデューサーの前作で、日本の韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』と『春のワルツ』の人物構成があまりにも似ているとし、赤裸々に比較した。 》
その似た人物構成というのは、《『冬のソナタ』のペ・ヨンジュンと『春のワルツ』のソ・ドヨンはピアノの天才である男性主人公であるという面で、チェ・ジウとハン・ヒョンジュはやや天然ボケのヒロイン、パク・ソルミとイ・ソヨンは男性主人公に片思いする金持ちの娘、パク・ヨンハとダニエル・ヘニーはマナーの良いハンサムガイ・・・。 》
この地元での辛い批評は分かる。たしかに、ユン監督の「秋の童話」「夏の香り」にくらべて、春ワルは冬ソナによく似た構造をもっているから。ただ日本のファンはそれを多少望んでいるのではないだろうか。冬ソナからガラリと離れるより、同様の感動を味わいたいと願っているのではないだろうか。先日の冬ソナミュージカルで目撃したファンはそういう面があったのだ。
さらに、韓国での放送と日本での放送は多少バージョンが違うということに注目したい。ストーリーは基本的には同じだが、ユン監督はかなり再編集でテンポなどを変えた。
監督自身、再編集でかなり展開がうまくいったと、もらしているから、おおいに期待したい。
そこで特集番組の企画が浮上してきた。来春早々に、このドラマの主要なメンバーを韓国から呼んでイベントができないだろうかという企画だ。これを明日までに、私は書き上げることになっている。
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