石が浮き葉っぱが沈む
地方へ出てみると、駅前の荒廃がはげしいことが分かる。子供の姿はほとんど見ない。宅地はどんどん駐車場に変わっている。いつからこの国は“乾き”始めたのだろうか。
景気は持ち直したが国民の所得はやや減ったと、新聞が報じている。
これってどういうこと。国民一人一人の犠牲のもとに景気が回復させられたということか。
おかしいではないか。先憂後楽という言葉があるとおり、まず力を持つものは後回しにして力のない民が楽しむという、君主の教えからいけば外道ではないか。
これを、あの首相は実行した。改革、改革と叫んで結果は力をもつ者、企業を利しただけなのか。やりたい放題やっても国民の支持はそれほど落ちていないと聞くと、愚かなこととつぶやきたくなる。金子勝の予言していたことが現実化している。
その宰相のこの5年間をドラマ仕立てで今夜放送する。それを受けて、その功罪を識者が討論するそうだ。落としどころはどうせ「肯定」であろう。だって、首相役を演ずるのは岩城晃一だ。格好いい役者を配置する点でおさきが見えている。番組予告のはしゃぎが腹立たしい。
次の首相ともくされる人物を、斎藤貴男が痛烈に批判している。3代目ということ自体が議員として失格ではないか、40、50まで苦労もしらずにやってきた人物が、小さいものの痛みや悲しみなど分かるわけではないか、と斎藤は憂う。
祝日の午後、ブログ更新のためにインターネット喫茶に来る。そこでは小さな個室に閉じこもってゲームを無心にプレイする若者ばかり。外は美しい秋天が広がってるのに見向きもしない。
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