訃音あり
今朝、出社してパソコンを付けると、社内ランの訃報欄に意外な名前をみつけた。
4年前まで、机を並べていっしょに仕事をした人が先週の金曜日に死去していた。まだ63になったばかりだ。
今年の春に会ったときも、元気そうであったが、6月に胃の全摘出をしたそうだ。そのときにリンパまで転移していたのだ。一寸先は闇。
蓮如上人の『白骨の章』さながらではないか。
「朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり」
親鸞も語る。
「火宅無常の世界は、万のこと皆もって空事・たわごと・真実あること無し」
驚いていたら、同僚が寄ってきて、「アニサンも注意したほうがいいよ」とからむ。
「ナンデイ、オマエサンだってわかりゃしないよ」
「だって、オイラのほうが若いもん」
という同僚は私の4歳下。最近、ダイエットしたのか病なのか急激に痩せた。
死は順逆をとわない。世間は虚仮である。
秋風が立つ頃、無常を知ることとなる。
野ざらしを心に風のしむ身かな
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