がんばれ、河合先生
河合 隼雄さんが倒れた。
8月17日午前、奈良市内の自宅で脳梗塞の発作で倒れ緊急手術した。肺炎を併発し現在も危篤状態にある。予断を許さない。
先生は2002年より文化庁長官に就任した。民間人(非官僚)の起用は史上 3 人目。2 年の任期が終了したのちも、文化庁の知名度向上に貢献した手腕を買われ、2 度にわたって留任を要請された。本当は先生としては野に下って勉強したいことがあったのだが、 4 年目の任期を勤めることになった。
このところ、古墳の不始末で謝罪するなど、文化庁も何かとトラブルが続き、先生の心労は続いていた。疲れがたまっていたと思われる。10日から夏休みをとって奈良西大寺の自宅で静養していたのだが、やはりいくら頑健な体でも78歳という年齢には勝てなかった。
実は心配はしていた。2ヶ月ほど前にお会いしたとき、急激に老けていて驚いたのだ。「大丈夫ですか」と聞くと、もうすぐ(大臣の仕事)終わるからねと言っていたのだが。
今朝、同僚からメールが入った。彼女と私と先生で、アイルランド、ウェールズのケルトを取材しに行った仲だ。今、出産育児で職場を休んでいるのだが、心配して電話してきたのだ。
本当に頑丈な体なので、年齢がなければ心配しないのだが、やはり高齢ということが気にかかる。一刻でも早く、意識を取り戻してほしい。
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