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by yamato-y
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8月15日、日本敗戦の日

8月15日、日本敗戦の日

今朝の大磯もみじ山は朝から涼しい風が吹いている。明け方、窓を閉めないと寒いくらいであった。

61年前の今日は暑い日であったと、おおぜいの人が証言している。太陽がじりじりと照りつけ、油蝉がせわしく鳴く中、正午に例の天皇の「ラジオ放送」が始まり、戦争が終わったことを人びとは告げられたのだ。

 戦争が終わってしばらくたつと、人びとは「私はだまされた」という声をあげた。
そのとき、伊丹万作は「戦争責任者の問題」(昭和21年)という文章を書いた。
多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。おれがだましたという人間はまだ一人もいないと、伊丹は首をかしげるのだ。行政や報道、隣組、警防団、婦人会がだます側にあったとしても、たいていは「だまし」と「だまされ」が画然と分かれていたわけではないのではと、伊丹は問うのだ。さらに進んで、「だまされること自体がすでに一つの悪である」と主張する。
《あんなに雑作もなくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。》

そして伊丹は将来に向って警告をする。「だまされた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるであろう、と。

注意しておきたいのは、伊丹は戦後になってからこういう考えをもち始めたわけではないということだ。昭和20年春に「戦争中止ヲ望ム」という文章をしたためているのだ。
《将来ニ何ノ希望ヲモ繋ギエナイ戦局ヲ見セツケラレ、茶番政治ヲ見セツケラレ、ナオソノウエニ腐敗ノ極ホトンド崩壊ノ前夜トモイウベキ官庁行政ヲ見セツケラレナオカツ戦意ヲ失ワナイモノガアレバソレハバカカ気違イデアル。》

伊丹万作は胸を病んで1938年に倒れる。以来ずっと戦時中も病臥を余儀なくされ、1946(昭和21)年、46歳という若さで亡くなっている。不幸中の幸いか、戦争協力の映画を一本も撮らないできた伊丹は、そのことを戦後に誇ることはなく、むしろ積極的に反対することもないまま過ごした自分を厳しく見つめる人格であった。

 その彼が60年前に、われわれに警告しているのだ。「だまされた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるであろう、と。

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by yamato-y | 2006-08-15 09:47 | 登羊亭日乗 | Comments(1)
Commented by 志村建世 at 2006-08-15 12:03 x
不明にして伊丹万作を今まで知りませんでした。これだけの正確な判断のできる知性を、今ほど必要としている時代はないでしょう。今日の新聞にも、南原繁の言として「個人と同様に、民族もさまざまな過誤をおかす」とありました。過誤とのたたかいは人間の永遠のテーマです。生きているかぎり発言をつづけましょう。
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