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黒木の中の「山中貞雄」

黒木の中の「山中貞雄」

昨夜、無事「戦争へのまなざし~映画作家・黒木和雄の世界」が放送された。視聴者の反応はまだ分らないが、制作者の一人としてはおおむね満足している。

その番組でも触れたが、黒木は戦争レクイエム3部作と「紙屋悦子の青春」を撮り終えて、次に予定していたのは「山中貞雄」であった。27年前、「人情紙風船」を見た黒木はその才能に舌をまき、この早熟の才が戦争に倒れたことを知り、その映画人生をどうしても描きたいと願ったのだ。

黒木は山中の何に惹かれたか。岸松雄は山中の口癖を記している。「映画監督は男子一生の事業であると、はっきり言い切る山中貞雄であった。」ファンとしても監督としても映画を誰より愛した山中に黒木は関心をもったにちがいない。

もう一つの理由は山中と仲間であろう。
黒木も岩波映画社でPR映画を撮っていたとき、「青の会」という映像研究会に参加していた。東陽一、土本典昭、小川紳介、鈴木達男、大津幸四郎、らである。土本、小川は記録映画の巨匠となってゆく。鈴木、大津の撮影は記録、劇映画双方に衝撃を与える。そして黒木や東は後に劇映画に転進し日本映画に大きな影響を与える。
この会で、黒木は映画という表現を根底から見つめるトレーニングを受けた。

27歳で死んだ山中にしても、「鳴滝組」という仲間があった。当時、京都西北鳴滝村に住む時代劇作家たちの集団である。山中を主体として三村伸太郎、八尋不二、藤井滋司、萩原遼、滝沢英輔、土肥正幹、そして稲垣浩である。このメンバーの外側に、清水宏、小津安二郎がいた。この鳴滝組は単なる勉強会だけでなく、実際に集団制作も行っている。
メンバー全員で、合同ペンネーム「梶原金八」を名乗り、20本近いシナリオを書いているのだ。 

この仲間たちと仕事を続けた山中の生き方に黒木は共感したにちがいない。山中が戦死したとき、仲間たちの嘆きは深い。私は昨年京都の古書店で、戦前の雑誌「臨時増刊シナリオ」を入手した。山中貞雄追悼号とある。そこには、山中の死を悼む仲間の声が累々とあった。

6月に開かれた黒木和雄のお別れの会を思い出す。黒木の急死を惜しむ500人が集まった。この中でも、黒木と長年にわたり仕事をしてきた「戦友」と思しき人たちは、まるで「鳴滝組」のようであった。

山中の友人で評論家であった岸松雄が、山中への献辞にこんな一節を述べている。
「貧は想ふまじ。淋しければ一室に端座して美しい友情を想ふが宜い。」

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黒木の中の「山中貞雄」_c0048132_1239760.jpg
鳴滝組と山中
by yamato-y | 2006-08-13 12:21 | 登羊亭日乗 | Comments(2)
Commented at 2006-08-17 09:52 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2006-08-17 09:53 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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