なぜ無差別爆撃か
イスラエルが空爆を再開したと、テレビが伝えている。
なぜ、レバノン南部へ無差別な爆撃を続けるのか。ヒズボラというレバノンの「テロ組織」がイスラエル侵入を図っているという理由か。
その企図があるのか、それはいかなるものなのか、イスラエルは明らかにしていない。問答無用とばかりに、強引にすすめている。
おそらく、先日レバノンから攻撃され、かつ兵士が二人拉致されたことに対する報復とでも言うのだろうか。これなら、これとはっきり明言して、行動計画を国際社会に示して、いわゆる自衛を行うべきではないか。その場合も戦闘の対象から非戦闘員を除外して。
いま、イスラエルが空爆でゲリラの本拠地を無差別にたたく、という行動はおおぜいの無辜の人々を犠牲にしている。これは、ゲルニカ、重慶、ドレスデンそして広島、長崎に続く残虐な“無差別爆撃”にほかならない。
今回の行動もアメリカの後ろ盾があったればこそだろう。数年前、アメリカ一国主義の弊害が叫ばれたが、近年その弱体化ということで過小に評価されてきた。だが、今日の現実こそまさにその結果ではないだろうか。
まもなく、8・6、8・9がやってくる。ノーモアヒロシマ、ノーモアウォーと、62年前にわれわれは誓ったではないか。
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