音入れ
本日も、801スタジオで録音作業。一昨日吹き込んだ語りに、一部ミスがあったので録りなおしとなった。
名前の読み方が違うということが、録音した後で分かったのだ。夏休みをとっていたナレーターを呼び出して録音。
本当に、たった一言だ。休暇のところを呼び出してまことに申し訳ない。
このように、編集、録音はぎりぎりまでチェックをしながら、完成に向かうのだ。
そして、本日の主役、田中圭くんが寝坊して少し入りが遅れた。若いから、朝は眠いというのは分かるが、作業はチームで行っていて、一人のミスがみんなの迷惑となる。恐る恐る入ってきた田中くんに私はカミナリを落とした。
ということで、朗読のオトイレとなったが、最初は田中くん緊張していた。声が硬い。半時間ほど経過したところで、ようやく本調子となる。かといって明るい声を要求しているわけではない。なにせ、ヒロシマの惨事を語るのだから。
田中くんは今時の若者らしく、やや口ごもった感じで朗読していった。13歳で被爆し、残された母に「長生きしてくれ」と一言言い残した少年。
北本少年のことを思う場面では、田中くんの朗読を聴いていて、私もぐっと来た。
音入れ作業には、心強い味方がいる。音響デザイナーだ。私ともう20年以上いっしょにやっているサンペイちゃんだ。彼は、私が現役のディレクターだった頃から担当してくれている。大伴昌司も彼が音をデザインしてくれた。
その彼が、今回も素晴らしい音設計をしていてくれている。
今回の番組宣伝ポスターが出来たので、下に掲げておく。
来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング