定年再出発 |
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死のロード
昨日、番組の第1試写を行った。8月5日放送の「ぼくはヒロシマを知らなかった」の最初の試写だ。この番組は90分サイズの大型だ。実際の編集を始めたのは今週の月曜日からで作業はたった5日しかなかったので、さてどれぐらいできるか危ぶんでいた。 編集とは一言でいうと、ある方針の下にラッシュ(未編集映像)や資料映像を集め、他者である観客が見ても理解したり味わったりすることができる作品の形にまとめ上げることだ。 文章を書き上げてゆくことと映像を編集することはよく似ている。 ――文節が意味のまとまりを持つ文を作り、文が集まってストーリーのある段落となり、段落が統合されてメッセージを持った文章となる。 文節→文→段落→文章 これを映像に置き換えると文節に当たるのがカット。文はシーンで、段落がシークエンス。文章が番組と考えると分かりやすいだろう。 つまり、カット→シーン→シークエンス→番組 カットAとカットBがあるとして、並べ方がA→BとB→Aとでは意味あいが違ってくる。カットのつなぎの順列を変化させるだけで、ストーリーもどんどん変わるのだ。それを一つ一つ積み上げながらカタチにしてゆくのが映像の編集なのだ。 普通45分の番組でカット数は150~180ほど。90分の番組ということはその倍で300~360カット。1カット単純につなぐとして2分かかる。すなわち単に並べるだけでも最低600分、10時間があっと言う間に過ぎて行くのだ。 気の遠くなるような「賽の河原の石積み」作業だ。 さて、「ぼくはヒロシマを―」だが、ディレクター、編集マンがよく頑張っていて荒い編集バージョンにしてはまずまずだった。だが番組の弱点を列挙して改善するように求めた。部分的なやり直しでなく大きな変更だ。時間が相当かかるだろう。次回の第2試写は来週火曜日とした。次のバージョンで、番組の骨格が見えてくるはずだ。といっても最終締め切りまで10日もない。これから毎晩徹夜が続くだろう。 私はこの一本だけではない。8月12日放送「黒木和雄の世界」(90分)もかかえている。この第1回試写も来週前半にくる。しかもこの作業の後にはナレーションの原稿を作る、録音、というのも待っている。 昔だったら、あまりの多忙に不平が出たものだが、今の私は番組を作ることができるだけでも嬉しい。何もなかったところから一つ一つ積み上げてカタチにして観客に届けることが無性に楽しい。 この制作作業に加えて、ATP賞の審査もある。今年はドキュメンタリーを50本審査する。7月24日に第1次審査があり、それまでに作品を全部見なくてはならない。こちらも番組は平均60分あるから、50時間かかるわけだ。これを達成するためDVDプレイヤーを持ち歩いて、時間があれば見て点数をつけている。現在までに30本見た。 8月12日まで、楽しく苦しい「死のロード」が続くが、なんとかブログライティングも欠かさないでいこう。 そして今夜はリジョイスの会だ。おそらく若者らと夜中まで議論することになるだろう。 来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
by yamato-y
| 2006-07-15 09:48
| 新しい番組を構想して
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Comments(1)
番組を拝見しました。今39歳の私も高校の修学旅行で長崎を訪れましたが、平和には関心が高かったものの、日程のひとつとして消化してしまい、問題の本質を感じ取ることができませんでした。
成人してから広島を訪れたいという思いが年々強まり、昨年秋に十数年来の思いを果たしました。平和公園と爆心地に2日間通いましたが、すべてを知り、感じ取るためには時間が足りませんでした。 番組中に映った修学旅行らしき子供たちの姿に「この子たちは大切なものを感じ取り、持ち帰ってくれるだろうか」と考えさせられました。 今、必要なことは被爆された方、遺された方ひとりひとりとの対話ではないかと思うのです。一瞬にして何もかもが奪われ、壊されてしまった方たちから直接語りかけていただく機会が設けられれば、直接子どもたちの心に響き、自ら問題意識を持つきっかけになるのではないかと考えます。 番組を通じ、つらく苦しい思いを抱きながら生きてこられた方、心ならずも命を奪われてしまった方ひとりひとりの人生に思いをめぐらせ、涙で画面がにじみました。 二度と再び、人間による災禍を繰り返さないため、私はひとりでも多くの人に伝えていきます。
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