忙中閑などないはず
忙しい忙しいと騒いでいるくせに何をやっているのかと周りから私は顰蹙をかいそうだが、多忙だからこそ雑念がわく。このブログだって原稿を書くのに最低30分はかかる。時間を節約する意味で湘南ライナーの40分でノートに書いて、パソコンに移し変えている。その分、審査用の番組試写時間が減ってスケジュールが押せ押せになるのだが、たいへんな思いをすると分かってもついブログ記事を書くほうに向かってしまう。どうやら私にとってブログを書くことは依存状態にあるらしい。
そんな中で、今朝も出社する渋谷ブロギニスト通りで、ある建物の前で妄想の虫が起きてきた。前から気になっていたのだが今朝は誰もいないから写真で撮影することにした。
この建物だ。正面の柱にドアが付いていて玄関と思われる。だがこの直方体の柱というか部屋というか、この空間はどこにもつながっていない。まるでマジックボックスだ。中へ入るとそのままエレベーターで直登するのだろうか。それとも地下へ直降するのだろうか。フシギでならない。前からここを通るたびに、訪問して訊ねてみたい誘惑に駆られるのだが、いまだ実現しない。まあ、「どーでもーいいですよ」(だいたひかる風に)。
そのだいたひかるのことだが、
「どーでもーいいですよ」「…って思うのは私だけ?」の芸で知られるタレントだ。彼女は最近BSのチャップリン特集の宣伝に出ている。これがまったく駄目だ。この芸人の良さがまったくない。彼女は素人っぽい小風刺の効いた小話が得意なのに、なぜ喜劇の王様のような王道の芸に登場させるのか解せない。配役した演出も分かっていないが所属事務所も売り出し方が違うのではないか。彼女には出来れば、テレビのナンシー関を目指してほしいのだが。
ナンシーといえば、エッセイで芸能人・有名人の様々な媒体に於ける発言を厳しくチェックして、それを軽妙洒脱かつ緻密に分析した。その挿絵を消しゴム版画で製作した。特徴を掴んだ写実的な似顔絵だった。ナンシーのまなざしの嫌らしさは並大抵ではない。おそらく業界を実際体験したわけではなく噂で聞く事柄をかぎりなく肥大化して想像したものであったろう。題材(ネタ)づくりのために、自宅で複数台のビデオデッキを回し続けて各局のテレビ映像を録画していたという逸話がある。彼女は半端でない努力を傾け食べ続け、命を削ったのだ。若死にした。
と、ドーデモイイことをまた書いてしまった。
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ここが玄関であるのはインターフォンが付いているから間違いない