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心に刺さるドキュメント

日航機ハイジャック事件

心に刺さるドキュメント_c0048132_1811032.jpg

今から30年前、バングラデシュのダッカ空港で日航機ハイジャック事件が起きた。1977年9月28日、パリ発羽田行きの日本航空機472便(DC-8、乗員14名、乗客137名、犯人グループ5名)が、経由地のインド、ボンベイ空港を離陸直後、拳銃、手投げ弾などで武装した日本赤軍グループ5名によりハイジャックされたのである。同機はバングラデシュのダッカ国際空港に強行着陸させられた。犯人グループは人質の身代金としてアメリカドルで600万ドル(当時の為替レートで約16億円)と、日本で服役および勾留中の、メンバー及び日本赤軍に加えようと目をつけた囚人9名の釈放を要求し、これが拒否された場合、または回答が無い場合は人質を順次殺害すると警告した。

日本国政府は議論の末、10月1日に福田赳夫首相が「人命は地球より重い」と述べて、身代金の支払いおよび、超法規的措置としてメンバーなどの引き渡しを決断。身代金と、釈放に応じたメンバーなど6名を日本航空特別機でダッカへ輸送した。
そして、10月2日、人質との交換が行われ、乗員乗客のうち118名が解放された。残りの人質も2日後クウェートとシリアのダマスカスで解放する。そして
アルジェリアのダル・エル・ペイダ空港に着陸して、同国当局の管理下に置かれた。この時点で残りの乗客乗員も全員解放され、事件は終結した。

ダッカでの3日間、犯人と息詰まる交渉が行われたが、その実態は長く闇にあった。
昨年の春、あるプロダクションのディレクターがバングラデシュで当時の交渉を記録したテープを発見した。そして、これまで語られることの少なかったこの事件の顛末を克明に調査して番組を作り上げ、「ダッカ・ハイジャック事件」として今年6月4日にBSで放送された。オンエアー時、私は見逃したが評判を聞いて番組を取り寄せて見た。凄い作品だった。よく出来ていた。

 入手された録音テープは、首謀者丸岡修の英語の宣言から始まっていた。「我々は日本赤軍だ。ブルジョワ政権は、これ以上、抑圧、不正行為を続けることは許されない。拘置中の同士の解放と600万ドルを即刻、日本政府に要求する」犯行宣言である。この交渉にあたったのが管制塔に詰めたマムード空軍司令官だ。
「私たちは全力を挙げてあなたがたの問題解決にあたっている。必ず解決できる。我々に恥をかかせないでほしい」彼は国の面子をかけて必死で交渉した。
バングラデシュ政府は、当時、パキスタンから独立したばかりの新興国で、自国の主権を主張し、国家の体面にかけても流血の自体を避け、日本からの影響力を最小限にとどめようとしていた。ところが日本から届く情報は、犯人の要求に答えるものとはならず、犯人たちはしだいに苛立ちを強めてゆく。

「日本政府からの返事がなければ、我々は乗客の処刑を開始する」管制塔に戦慄が走る。日本から駆けつけた石井一政務次官とマムード司令官との間で策をめぐって激しい議論が起こる。そして、石井が飛行機に向かって「もしもし、・・・」と直接呼びかけると、丸岡は「シャラップ」と拒絶した。一同青ざめる。事態は予断を許さなくなっていた。

交渉が大詰めを向かえているとき、新たな事態が発生した。クーデターである。バングラデシュの下級兵士たちが反乱を起こした。銃声が2発3発と鳴る。狙われたのは管制塔の軍幹部たちでマムードもその一人だった。まもなく彼は姿を消すことになる。重要な交渉人がその席から外れたのだ。もはや事態は混沌としどのように推移するか誰も予想できなくなっていた。

数時間後、クーデターは正規軍によって鎮圧されたが、おおぜいのバングラデシュ人の命が奪われた。その中にマムード司令官の義理の弟もいた。マ司令官のその後の人生もこの事件以降大きく変わってゆく。ナンバー2の地位を追われた。事件から30年経って、今回マ司令官はカメラの前に立って、事件の全容について語ることになった。
このハイジャック事件を契機に、苦難に満ちた30年を送ることになったのだが、マムード氏はそのことについていっさい恨みごとを言わず、自分の果たした事件の役目についてだけきっぱりと語った。その姿勢に人間の威厳を感じた。

作品性の高い番組にもかかわらず、マスコミではほとんど話題になっていない。評論家といわれる人たちも言及しない。口を開くとテレビは今は駄目だという輩にかぎって、きちんと番組を見ていない、と文句の一つも言いたくなる。
by yamato-y | 2006-07-10 17:59 | ブロギニストのDJ | Comments(1)
Commented at 2006-09-12 21:42 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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