京言葉を聞きながら
新京極の喫茶店で朝食をとりながら、この記事を書いている。店員の京言葉がここちよい。
昨年に比べると、今年のほうが少し涼しい気がする。昨年は汗でぐっしょりの最終授業だったことを思い出す。
本日で前期の授業が終わる。私は明日から8月7日まで猛烈な忙しさが続くことになるだろう。この1年、仕事が減ったと嘆いていたのだから愚痴は言うまい。と一応決心するが。
主任教授のS先生は明日から中国北部へ行き、研究調査に入る。旅順などで、日清戦争の記憶などを調べてくるそうだ。何か面白そうだ。先生と話していると、職場の同僚の会話に近い。意外に、大学の教員とテレビのディレクターは似た仕事かなと思ってしまう。
私の予定が稠密になったのは、同じ時期に番組が3本重なったことだ。1つは、「ぼくはヒロシマを知らなかった」。次が「黒木和雄の世界」。さらに「WOO、みんな怪獣が好きだった」。
「ヒロシマ」は撮影は終わり本日から編集作業となる。広島平和記念公園のおよそ五十年の歴史を分かりやすくたどりながら、かつ面白い番組に仕上げることが要請されている。若い世代にメッセージを投げかけるというこれまでになかった手法を編み出そうと、ディレクターとともに張り切っている。
「黒木」はまだ一部撮影を残しているが、監督がなぜ戦争というテーマに終生こだわったかという謎を解き明かすことになる。こちらはETV特集の枠なので作品性の高さが勝負だ。そういえば黒木監督と京都の縁は深い。彼は同志社の出身であったし、盟友の脚本家もここに在住していたはずだ。
「WOO」は、本心は大伴昌司を取り上げることだが、現在放映中の特撮ドラマ「WOO」のキャンペーンを旗印にしている。ゲストにみうらじゅんさんが決まり、スタッフははりきっている。こちらはドラマ仕立てなので日曜日から撮影に入る。まずは大伴の怪獣館からだ。
そして、これに加えて、24日までにATPの審査として50本あまりのドキュメンタリーを視聴しなくてはならない。まだ3本しか見ていないのだ。この負担が最大だ。
そうして、秘密のプロジェクトがある。今週発売の週刊誌に関係があるのだ。それが動き出すと多忙は倍加することになる。
シンドイなあと言いながら、顔がほころんでくるのはやはり番組を企画したり制作したり することが好きなのだろう。
心配なのはこのブログだ。きちんと書き続けることができるか。もうすぐ記事は1000本になる。イチローではないが、そこまでは現在のペースを落としたくない。
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