ATP賞の審査
今年もATP賞の審査が始まった。いつもより半年スケジュールが繰り延べされた。本賞の決定はこれまでの秋始めから10月半ばとなった。
私は昨年に引き続いて審査員を「拝命」した。
委員会のメンバーは3分の1が変わったが、残余は昨年と同じ人たちで、私も気がらくだ。今年は自分自身の本来業務との調整が相当きついことが予想され知人でないと無理なお願いができないと案じていたが、私が担当するドキュメンタリー部門には心強いメンバーがいた。テムジンのYさんが昨年に続いて入ってくれたのだ。
昨年の審査はドキュメンタリー作品を40本ほど全部見ることとなった。今年はそれよりも10本多い50本。さらに8月~9月に放送された作品も追加で審査するという。1本平均60分としても、3000分つまり50時間のドキュメンタリーを見る義務が審査員に課されていたのだ。
冗談じゃない。この試写を7月24日まで済ませておけというのだ。普段の仕事をしながら応募作品を全部見るとしたらいつどこで見ることになるのか、場所と時間を確保しておかねばならない。おまけに、私は8月5日、7日、12日に放送する番組をかかえている。この番組の仕上げがいっせいに7月下旬に動き始めるのだ。時間のやりくりが付かない。もはや顔色真っ青の状態が予想される。
とりあえず、7月25日から30日かけて、黒木和雄のドキュメンタリーのナレーション入れ、広島平和公園のドキュメンタリーのナレーション入れが目白押しで待機しているが、その直前の24日にドキュメンタリー部会の第1回審査がある。それをまずやりこなすことから始めよう。
泣き言を言うわけにはいかない。とにかく、精密なスケジュール表を作って遺漏なく、ひとつづつこなしていくことにしよう。
本日はメンバーの初顔合わせで、16時から初めて18時となった。これはまだいいほうだ。さしあたって、ドキュメンタリー部会の次回予定は7月24日と決まった。この日は長い長い一日となるだろう。悪いことばかりじゃないのは、普段佳作と出会う機会がなかなかないが、こういう場に行くと思わぬ秀作に出会って、世の中広いなあと思うことがあるのだ。本年もそういう作品とのめぐり合いを大いに期待する。
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